日経平均株価は13日、東京株式市場で一時500円以上値上がりし、史上初めて4万3000円台に達しました。これにより、連日で最高値を更新することとなりました。市場では、アメリカのCPI(消費者物価指数)が市場予想通りに発表され、アメリカの中央銀行であるFRBが早期に利下げに踏み切るとの期待が高まっています。これを受けて、昨夜のニューヨーク市場では、ハイテク株の多いナスダック総合指数やS&P500指数が過去最高を記録。
東京市場でも幅広い銘柄に買い注文が広がり、引き続き株価が上昇しました。
今の経済情勢は、投資家たちにとっては好ましい流れに見えるかもしれませんが、その裏には無視できない問題が隠れています。短期的な市場の上昇は、必ずしも実体経済の健全さを反映しているわけではありません。利下げが予想される状況は、短期的な利益を生む一方で、長期的にはインフレや資産バブルの懸念を引き起こします。
まず、政府と金融機関は、インフレの制御と市場の安定を最優先にするべきです。利下げが加速し過剰な流動性が市場に供給される前に、金融政策の抜本的な見直しが求められます。第二に、企業の実力を反映した株価形成を進め、投資家心理に頼った上昇に終始することなく、持続可能な成長を目指すべきです。第三に、中央銀行は経済全体のバランスを見極めた上で、透明性の高い政策をとり、無謀な金融緩和を避けるべきです。
経済は市場の動きだけではなく、社会全体の調和をもってこそ健全に機能するものです。無責任な上昇に踊らされず、我々は冷静に、長期的な視野で政策を構築していかなければならない時期に来ています。
ネットからのコメント
1、世界的な金余りの流れが日本市場にも押し寄せ、過去にない規模で資金が流れ込んでいます。今回の史上最高値更新は、一部の大企業だけでなく幅広い銘柄が買われているのが特徴で、市場全体の底力が上がってきている証拠でしょう。リスクを取り続けてきた投資家にとっては、まさに努力が報われる瞬間であり、資産の成長と次の挑戦への自信を同時に手に入れる好機だと思います。海外投資家の買いも強く、日本株の評価が本格的に見直されているのも心強いです。一方で、単身50代の平均貯蓄額は二桁万円という現実があり、氷河期世代と呼ばれる層はこの株高の恩恵を受けられず、物価高だけが生活を圧迫していきます。輝かしい数字の裏で進む、資本主義の二極化がますます鮮明になってきたように感じます。
2、指標としての日経平均株価はもはや意味が無くなっていると思います一部の値がさ銘柄によって大きく左右されてしまい、必ずしも相場全体の傾向を表しているとは言い難いからです値上がり銘柄数、値下がり銘柄数、TOPIXと合わせて総合的に判断すべきだし、報道機関も単に数字を「最高値だ!」と伝えるだけではなく、もっと広い視点で伝えて頂きたいと思います
3、素人なので、この数字に対しては何とも言えませんが、評論家やアナリストなどのコメントでもあまり当てには出来ないことがよくわかりますね。経済は生き物だと言っていた人とのことを思い出しました。株価だけでなく、日本経済が上向きになることを望みます。
4、「実感ない」「投資家しか恩恵ない」って言ってる人いっぱいいるけど、株式の制度分かってる?直接的な恩恵は確かにないけど、間接的にはあるし、そんな直接的に見える形の恩恵が欲しいなら株をやればいいのに。せっかく岸田政権が新NISAとかいう良い制度を作ってくれたのに
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e5ff33c144ee183ae7ff0187c564eae0ed34b368,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]