1966年に『ウルトラマン』で幕を開けた変身ヒーローブームは、1971年『仮面ライダー』で不動の人気を確立。その後も多くの作品が登場し、時に衝撃的な最終回を迎えた。『人造人間キカイダー』では主人公ジローが強敵を倒すも、ラスボスは自爆死という唐突な幕切れ。『アクマイザー3』は最強の敵を撃破後、主人公らの魂がカプセルに封印され帰還不能となる悲劇で終了。
『快傑ズバット』では主人公が崖から転落を繰り返す死闘の末に勝利。昭和ならではの過激で意外性ある結末が視聴者の記憶に残った。
これらの昭和特撮の最終回は、現在のドラマ制作の安全志向や説明過多とは一線を画す。物語の整合性よりも「衝撃」を優先し、子どもたちの心に一生忘れられない印象を刻み込んだ。しかし、その裏には制作側の演出力不足や打ち切りの事情、視聴率重視の急展開など、構造的な問題も透けて見える。こうした背景を変えるには、①制作期間と脚本構築の余裕を確保②シリーズ構成を長期計画化③打ち切り回避のための多様な収益モデル導入——が必要だ。感情を揺さぶる作品は大切だが、それが一時的な衝撃で終わるのではなく、物語としての完成度と観る者の満足感を両立させることこそ、未来の特撮文化を豊かにする鍵だ。
ネットからのコメント
1、宮内洋さんは子供の頃のヒーローだった。その昔デパートの屋上で仮面ライダーV3ショーがあって本物の宮内洋さんが来ていてめちゃめちゃかっこよかった。ショーの終わりに主催者が企画した10人限定のサイン会があったのだけど宮内さんは10人だけじゃ来てくれた他の子供達に申し訳ないからと言って来場した希望する子供達全員にサインをしていた。彼は本物のヒーローだった。
2、宮内さんの大のお気に入りは『快傑ズバット』だそうです。随分前、京都でのとあるサイン会で宮内さんからリクエストで登場する際には『仮面ライダーV3』の曲より『快傑ズバット』の曲をチョイスされました。そして、曲の半ばの『復讐の風〜』ってところで『飛鳥ぁ〜』とギャラリーが呼応すると宮内さん『ありがとうォー!』って応えてくださいましたよ。
3、アクマイザー3、バッドエンドだったがその後番組・超人ビビューンでそのザビタンら3人のカプセルが3人の人間に融合。超人として人間が覚醒、敵と戦うストーリーでした。前作を引き継ぐ形だったので、完全なバッドエンドではないと。
4、>ラスボスのあまりに唐突な最期に今思い返すと、ハカイダー編が丸ごと「最終回を形成する最終シリーズ」のような趣向でしたね。その前段階でキカイダーがクワガタブルーを倒して決着かと思ったら、ギルの笛に支配されかけたジローが光明寺博士に襲い掛かったのには心底驚きました。更に記憶を取り戻した光明寺博士の「あんな笛の音に負けるな。良心回路を使うんだ!」という言葉に再び良心回路がぎりぎりの抵抗を初めてジローが激痛に悶える場面は手に汗を握りました(BGMも最高!!)。最終回ラストまで練り込んだ演出で、しかもラストのジローの旅立ちが第一回のジロー登場の最初の台詞ときれいにつながっていて、見返せば見返すほどに傑作だと思えます。でもシリーズ通してビジュアル的に最高なのは、サブローの初登場場面ですね。あればかりは子供だった当時も「かっこいい!」と思いました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f834766e7ca460136b53a3f6702b8fc7fabcac09,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]