事件概要
1945年3月、長野県宮田村の清水英男さん(95)は、14歳で旧満州(現中国東北部)のハルビンに派遣され、旧日本陸軍関東軍防疫給水部(731部隊)に所属しました。そこで、細菌兵器開発や人体実験に従事し、特に「標本室」で無数の人体標本を目撃しました。
その後、戦況の悪化により、旧ソ連軍の侵攻や部隊の撤退が進む中で、捕虜の遺体を焼却し、証拠隠滅のために監獄を爆破しました。戦後、証言を続けているものの、インターネットでの中傷に直面しています。清水さんは「731部隊のような人道に反する行為が再び起きないよう証言し続ける」と語り、その経験を地元中学校で共有しています。
コメント
このような証言が後世に語り継がれることは、戦争の狂気とその結果として行われた非人道的行為の深刻さを再認識させます。731部隊のような行為が二度と繰り返されないよう、私たちにはその歴史を真摯に受け止め、学び、未来に活かす責任があります。
清水さんが語り継ぐ証言は、過去の暗い影を照らすものであり、その勇気に感謝しなければなりません。しかし、このような証言が否定されることは許されません。過去の歴史を隠蔽し、風化させることは、無辜の犠牲者たちへの冒涜です。戦争の狂気を繰り返さないためにも、私たち一人ひとりが真実を受け入れ、歴史から学ぶべきです。
具体的には、戦争犯罪に関する教育を強化し、戦争の悲劇を未然に防ぐための国際的な協力を進める必要があります。また、証言を続ける人々を支援し、歴史の真実を語り継ぐための場を確保することが重要です。
ネットからのコメント
1、戦争というものが多くの尊い命を簡単に亡くしてしまう。語る人がいなければ、同じ悲劇が繰り返されてしまうかもしれない。大切な活動だと思います。平和は他人に託すのではなくて、自分たち一人一人が平和を守っていかねばなりません。
2、731部隊が突出して非難されるのは、当時ナチスドイツのホロコーストの様に平気で非人道的な人体実験をやっていた点です。
マルタイと呼ばれる捕虜や囚人をつかって細菌兵器を開発改良していました。これらのデーターはアメリカ軍からしたらまたとない戦利品でした。このデータと引き換えに731部隊の責任者、軍医などは戦犯として裁かれていませんでした。それどころかこれら戦犯逃れの軍医など医療関係者は戦後何食わぬ顔で日本の医療機関で働いていました。90年代薬害問題を引き起こした某製薬会社には731部隊の残党がいました。ナチスのアウシュビッツのホロコート、ガス室は非難するのに731部隊になると懐疑的になる人がいるのは残念です。戦争はその規模に関わらずどこの国でも古今東西問わず、性暴力や虐殺など非人道的が起こる罷り通る事をまずは認識した上で過去の戦争についても見て考えて意見を述べられるべきだと思います。
3、昭和後半の学校にはまだまだ戦争を経験した先生方がたくさんおられて、特攻隊の生き残りとか、シベリア抑留で片肺がないとか、陸軍中野学校出身の先生もいました。皆さん、今の先生方とは違いものすごいオーラを持っていました。怖かったですね、人間としての迫力が違いました。
4、今の日本人から想像できない事かもしれないけど、否定したいけど、戦争というものは、人間を変え、理性を無くしてしまいます。この悲惨な出来事が信じられない、日本人を正当化したいかもしれないけど、過去の過ちは、しっかり受け止め、戦争を2度としない正しい道を歩んで行って欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2ac0ae4c9d5674620e229ed7602e155a901d20f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]