事件概要:2025年夏、参院選に出馬した芸能人候補者に関する誤情報がSNS上で拡散された。発言が捏造され、候補者は否定を余儀なくされたが、その情報は一部メディアでも取り上げられ、候補者の選挙戦に影響を与えた。誤情報は信じられ、事実より感情的な共感や納得感が拡散を加速させる現実が明らかとなり、民主主義の基盤に深刻な影響を及ぼす。
このような問題は、選挙や社会における公正性を脅かしており、誤情報と信頼の崩壊が広がる問題の本質に関わっている。
コメント:情報の正確さが重要視されるべき選挙戦において、誤情報が広がる現状は非常に憂慮すべき事態です。特にSNSというプラットフォームでの拡散力が、事実確認を凌駕し、政治や選挙の判断に重大な影響を与えることを示しています。選挙の透明性と公正性は、民主主義の根幹を支える重要な柱です。しかし、情報が真実かどうかではなく、感情や共感が先行する現代の情報環境では、その根幹が危うくなってきています。
誤情報が広がる要因には、SNSの設計やメディアの反応の遅さ、そして情報の受け取り方における心理的な要素が絡み合っています。これに対して、具体的な解決策としては、まずメディアとプラットフォームに対する責任を明確化し、誤情報の拡散を抑制する規制強化が不可欠です。
また、選挙前後に行うファクトチェックを迅速にし、事実を伝えるだけでなく、信頼性のある情報が広がる環境作りも急務です。最も重要なのは、誤情報が拡散された後の訂正が遅れるという現状を根本的に見直し、正しい情報を信じてもらえる社会作りを行うことです。
ネットからのコメント
1、大手オールドメディアの「報道しない自由」の行使も 、ある意味で誤情報の一つだと思います。多くの国民が選挙において、既存政党の多くの候補者が旧統一教会と関係があることを知らされないまま、長年に渡って候補者を選び、投票をしてきました。正しい情報が伏せられていたのです。もしも旧統一教会と関係があると分かっていれば、国民の投票先は大きく変わっていた可能性があります。そうしてオールドメディアの信頼性が下がったことも、人々がSNSの情報に振り回される一因になっているのではないでしょうか。
2、逆に、諸々忖度するであろうオールドメディアでは初手からは出てこなかったかもしれない“深刻な現状”もあるでしょう?そんな意味では、結果としてSNSのおかげで浮き彫りになった問題もあるといって良いかと思いますがね?要はオールドメディアがSNSに負けないように忖度しないで取材しなさいなという事ではないかと。
あと田中さん。私見ですが文書が長いです。相手にまず分かってほしいのであれば要点を簡潔に伝えることも必要では?
3、かつてオールドメディアは「第四の権力」として政治・経済権力を監視する役割を担ってきたが、近年は特定の権力構造や利権と癒着し、偏向報道を通じて世論を誘導する存在へと変質した。その結果、メディア発の一方的な報道が「事実」と過信されて世論形成される日本の「深刻な状況」が長年続いてきた。しかし、SNSの発展により、個人が瞬時に発信・検証を行える時代が到来し、報道内容や政治家の発言は即座に市民によるファクトチェックに晒されるようになった。今や監視の対象は政治権力だけでなく報道機関自体にまで及び、メディアは監視する側から市民に監視される側へと立場が逆転した。こうして情報の信頼性の重心は、既存メディアから多様な市民社会へと移り、オールドメディアの情報支配の時代は終焉を迎えつつある。
4、本質的な問題SNSでは無く、メディアが真実を発信しなくなった要素が大きいのではと思います。昭和の時代はむき出しの真実が語られましたが、令和の時代、政治や組織への忖度や、人権やプライバシーの過剰な配慮、かつメディア一方に偏向した報道等により真実が伝わってきません。
『誤情報』が広がるのでは無く、既存メディアが『正しい情報』をを伝える努力を怠っているのが『深刻な現状』を生むのだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c05b09349373d937c3cbd2d74b8b771176c64099,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]