事件概要：2025年8月10日、広陵高校（広島）が第107回全国高校野球選手権大会への出場を辞退しました。この辞退は、部員による暴力行為が原因であり、その行為はSNSで拡散されました。広陵は大会前の7月7日に旭川志峯高校との試合で3-1で勝利し、2回戦進出を決めていました。西村博之氏（ひろゆき）は、暴力を振るった個人の退学処分で解決すべきであり、連帯責任を課すことに疑問を呈しました。

彼は日本の刑法には連帯責任の概念はないと指摘し、法律的な観点から連帯責任の廃止を提案しました。

コメント：暴力行為を巡る処分として、広陵高校の出場辞退が引き起こした議論は、連帯責任の問題を改めて浮き彫りにしました。ひろゆき氏が指摘する通り、問題の本質は「殴った者」に対する適切な処分であり、それが他の部員にも連帯的に責任を負わせる形で広がるのは不合理と言えます。日本の刑法において、連帯責任は認められていないため、このような制度的欠陥に対する批判は理にかなっています。監督責任や指導者の責任は確かに重要ですが、無関与の者まで同様に処罰することには疑問が残ります。

解決策としては、まず、暴力行為を行った個人に対する厳正な処分が必要です。また、学校やチームが暴力行為を未然に防ぐために、リーダーシップと教育体制の強化が求められます。

さらに、制度として連帯責任の考え方を見直し、個別の責任を明確にすることが重要です。このような問題が再発しないよう、法治国家としての正しい理解と実行が必要です。

ネットからのコメント

1、連帯責任は2重悪だ。まずなにも悪いことをしていない選手から野球を奪ってしまうこと。また連帯責任があるために悪事が発覚すると皆が隠蔽に向かってしまうこと。正直に悪事を明るみにしたら自分から野球を奪われるって小学生でもおかしいとわかると思うが？なんの美徳と感じてるか知らんが連帯責任が当たり前とか思う人たちはぜひ義務教育を初めからやり直してほしい。

2、連帯責任を受けたことがある人なら理不尽さを肌で感じてるでしょう。同じ部員でも知らんものは知らん。黙認していたというなら一緒に責任を取るでいいと思うけど、それと連帯責任は違う。ごちゃ混ぜにして論ずるからおかしなことになる。学校に責任があるという判断なら試合に出られなくてもしょうがない。学校への罰だからこれも連帯責任とは違うと思う。これは学校側が関与していない生徒と真摯に向き合うべき。

（ちゃんと向き合わないと関与していない生徒が腐る）連帯責任的な感覚は必要だと思いますが、抑止力的な効果に留めるべきだと思うし、誰か個人だけの問題ではないという判断になるなら組織を作り直さないといけない。ただ、あくまで悪いのは当事者。

3、企業の話でも関わっていない個人が罰せられる事はありませんが、営業停止という形で連帯責任を取らされているのは普通にあります。原因が故意であっても事故であっても安全が確認されるまで自主的に営業しないこともあるし、暴行等のイジメが発生しない様に原因と対策が出るまで活動自粛する事はそこまで変ではないと思います。

4、チームで戦っている以上、連帯責任もある程度仕方ないのでは？ひろゆき氏の言によれば、法律に触れていなければ責任をとる必要がないということになるが、こういう考えが昨今社会を騒がせている問題の根底にある。兵庫県の斎藤知事や伊東市の市長がその典型だ。法律に抵触する可能性があることをしておきながら、司法の判断が出ているわけではないと言ってやり過ごす。そして、自ら招いた種でどんなに県政や市政が混乱し停滞しようが、道義的責任を一切とろうとしない。

今回の広陵高校の場合も、甲子園出場を最優先に考えるあまり、加害者に対する責任をほとんど感じていなかったようだ。何でも法律論で片付けるのは危険。やはり道義的責任は大事であり、監督が問題の解決どころか火に油を注ぐような被害者無視の酷い対応をしていることからも、チームとしての連帯責任は免れない。