小野田紀美経済安全保障担当相は2025年12月23日の閣議後会見で、記者からの「大臣の量子に対する理解はどのぐらい進んだのか」という質問に対し、苦笑しながら答えました。小野田氏は、19日に視察した東京都江東区の日本科学未来館における量子コンピュータ展示を通じ、量子の複雑さを感覚的に捉える試みを評価し、「感覚でつかんでいく」重要性を強調しました。
しかし、量子の理解については「かなり勉強させていただいている」としながらも、具体的な進展については「申し訳ございません。引き続き勉強させていただきたい」と述べ、量子問題の困難さと学習の継続を示しました。

小野田大臣の会見における量子技術への理解に関する質疑は、科学技術政策を担う者として不可欠なスキルについて明らかにしました。科学技術が急速に発展する中、政策担当者の専門知識の不足は重大な問題です。まず、専門家からの定期的なブリーフィングを義務化することで知識の更新を図るべきです。また、科学教育を政策の一部とし、若い世代を交えた討論会を行うことで、政策決定者と市民の間の知識ギャップを埋める努力が必要です。さらに、インタラクティブな展示やワークショップを政府レベルで支援し、一般市民と政策立案者の両方が科学技術を体験できる環境を整えることが重要です。
量子技術が未来の重要な役割を担う世の中で、リーダーがその価値を理解し行動できることこそが真の進歩です。これが欠けていると、技術革新が社会に及ぶ恩恵を受けれない可能性があります。科学リテラシー向上は、小野田氏たちが未来に向けて確立すべき義務です。
ネットからのコメント
1、正直な答えだと思います。科学が好きで多くの分野の本を読みましたが量子は本を読んでも解説番組や動画を見てもよくわかりません。間違っているかもしれませんが目に見える現象の解釈が一般的ではなく思考実験に近いものかなという程度です。しっかり理解できている人が担当大臣になるべきだというのならノーベル賞受賞者ぐらいしか適任者はいないでしょう。大臣としてはよく分からないが凄そうだぐらいの理解で合格だと思います。
2、別に大臣がその道のエキスパートでなくてもいいと思うんです。きちんと政策を進めてくれれば。それにしてもイヤな質問だな。質問する記者もイヤなヤツなんだろうよ。真面目に真摯に対応する大臣は立派。
3、こんな失礼な質問ないと思うよ。量子コンピュータは、量子の物性を利用した、3つの特性から「確率」で解を絞ってゆきます。
既存の「プログラム」を2進数で計算するノイマン型コンピュータと根本的に違います。これ自体を知らない方が大多数です。私的には、動物の「帰巣本能」に、似ていると思っています。地磁気その他の情報から、大体の「巣」の方向を辿り、さらに追加情報から巣の位置を確率的に特定してゆき、結果的に「最短=最速」で帰巣します。ただ、「量子」の特性自体、量子の専門家でも未知な領域があり、専門外の人が「どこまで理解できたか」など、質問者自身が「量子」を知らないうえ、答えようのない質問を投げているようにしか思えないです。
4、半分嫌がらせみたいな質問するね。質問した本人でも答えられないだろ。それでも上手く答えたと思う。別に大臣だからって何でもかんでも神みたいに分かるわけではないのにいやらしい質問だ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/928e857e358254e194bed716e816072a53795fe4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]