草彅剛主演のドラマ『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』の最終回が2022年12月22日に放送され、視聴者の期待を裏切る驚きの展開となりました。物語は、前半の遺品整理人としての心温まるエピソードから一転し、後半は遺品整理のシーンがほぼなくなり、大企業の不正を暴く訴訟と不倫愛に焦点を当てた内容に変わりました。最終話では、遺品整理のシーンが完全に消滅し、樹が遺品整理に復帰することが語られるだけでした。
また、タイトルや副題の内容と最終話の展開がリンクしていないことから、一部では「タイトル詐欺」との批判も。さらに、樹と不倫相手の真琴の行動が不用意すぎるという指摘がありました。不倫スキャンダルによりマスコミに追われながらも、迂闊に行動する姿に視聴者は唖然としました。

このドラマは、社会問題を扱いながらも、視聴者の期待を裏切る展開により、そのメッセージ性やテーマが曖昧になったといえる。まず、タイトルと内容の整合性欠如は視聴者を混乱に陥れ、ドラマの信頼性を損なう要因となった。次に、不倫や集団訴訟といったセンセーショナルなテーマ選定は物語のまとまりをかえって弱め、伝えたいメッセージがぼやけてしまう結果を招いた。視聴者が期待した遺品整理を通じた故人との対話というテーマが後半では見失われていたことが、ドラマ全体の評価を低くする最大の要因である。
制作側は、物語のテーマの一貫性を保ち、視聴者の期待を裏切らないようにするべきだった。具体的な改善案としては、1.初回のエピソードからのテーマを貫く、2.タイトルと内容の整合性を持たせる、3.視聴者に誠実であるという基本姿勢を徹底することが重要だ。視聴者は物語の核となる部分に誠実さと整合性を求めており、何よりも信頼を揺るがせない作品づくりが求められる。
ネットからのコメント
1、風吹ジュンさん演じるお母さんを最後まで見送るのがメインだと思っていたので、途中退場した時点で嫌な予感はしていました。縦軸と横軸が逆転してしまったケースですね。ただ、こういうのでいつも思うのですが、役者さんを責めるように書く記事にはいつも違和感を覚えます。
2、「想像してたドラマと違った」は共感。遺品整理人の仕事で出会った故人やご家族との関わりを大切にするヒューマンドラマかと思ってたから、不倫やら企業の隠蔽やらジェンダーやら最後は話が取っ散らけで無理やり終話した感じ。ぜひ、人の最期に携わる遺品整理人としてのドラマを草彅くん主演でじっくり見たい。
このドラマの遺品整理人という視点はすごく良かったのに脚本が微妙で俳優さん達がもったいなかったなぁ。
3、遺品整理というテーマだけでも充分見応えのあるドラマに出来たと思うのに余計な要素がメインになっちゃって残念だった挿入歌もなんだか古くさい昭和の歌っぽくて流れるたびにゲンナリしたね好きな役者さんが多かったから見てたけどね
4、最初のうちの風吹ジュンさんと草彅くんがメインでゲスト俳優が1話ずつに遺品整理依頼人として出ているまではまだよかったんだけどね。無理に中村ゆりさんをヒロインにしようとするから本来ならば無くてもよかった御厨側のゴタゴタや不倫要素がごちゃごちゃ盛り込まれることになったんだよ。中村さんのファンには悪いけどはっきり言ってヒロインはいらなかったね。実力派の俳優さんをゲストに迎えて1話ずつ遺品整理現場の様子を見せてほしかったよ。あと会社の若手同士の恋愛やら毒親登場も余分だった。若手の見せ場を作りたかったのかもいらんが話が散らかる。演じてる俳優さんに罪はないだけにほんっと気の毒。カンテレ×草彅タッグ次回は頼むよ!
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3df0d007d95a4ec129dc4470ef19618d9f67e10e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]