このニュースは、日本保守党の百田尚樹代表が、参議院の存在意義に疑問を呈し、その廃止を提案したことに関するものです。記者会見で百田代表は、同じく議員定数削減を検討している日本維新・吉村洋文代表に対して参議院を「無駄で役立たず」とし、その機能が衆議院の「追認機関」に過ぎないと批判しました。百田代表は、現行の二院制は機能していないと主張し、参議院の議員数をゼロにするか、給料を衆議院の半分以下にするべきだと問題提起しています。
また、参議院は事実上、衆議院から落ちた者が行く場所だと言い、プロ野球の2軍選手に例えて議員歳費の削減を訴えています。

この件についてのコメントです。
百田尚樹代表の主張は、現行の日本の二院制そのものに鋭い疑問を投げかけています。彼の発言は、参議院が単なる衆議院の「追認機関」と化し、本来の機能を果たしていないという現状を指摘しており、その異常さが浮き彫りになっています。問題の本質は、制度自体が時代に即していないことにあり、多くの国民が納得する政治の実現に向けた構造の欠陥を露呈しています。それに対する解決策としては、まず第一に、参議院の役割と権限を見直し、独自性と独立性を強化することが必要です。第二に、参議院議員選出の選挙制度を改革し、多様な意見が反映される仕組みに改変することが考えられます。
さらに、議員歳費や待遇面を見直すことで、公務に対する責任感を強化し、税金に対する効率的な運用を実現するべきです。このように、深刻な制度の欠陥が存在する現状を放置することは、民主主義の本質を危険にさらすことになります。今こそ、国民に対する責任を果たすために、政治改革を加速させるべき時です。
ネットからのコメント
1、明らかに議員としての適性が無い人間が比例名簿上位になれば当選して6年安泰なシステム。これはおかしい。有権者がその人に当選して欲しくないと思っても当選してしまうし、次の選挙で落としたいと思っても6年待たなければならない。参議院の在り方を考える議論はあって良いと思う。
2、全くその通りです。もともと参議院というのは、各界の知性や専門分野を生かして衆議院の添え木の役割の意味合いがありましたが、現状、参議院は衆議院に対して影響力は皆無です。できますれば、議員削減にプラスして各省庁が作っている天下り機関(第3セクター含む)を大幅に減らす(税金が直接でも間接でも投入されている所で「無駄な」ものを失くす)だけで、相当予算が助かります。
これを破綻した年金に充てるなどして欲しいです。国も企業も家庭も「出ずるを制す」のが基本です。
3、個人的賛否は置いておくとして、参議院廃止には憲法改正が必要第四十二条 国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する。第四十六条 参議院議員の任期は、六年とし、三年ごとに議員の半数を改選する。その他、条文で「両議院」となっているところも文言を修正する必要がある給料を半分以下にすることは特に憲法上問題は無い
4、参議院は衆議院のカーボンコピーと言われて久しい。これは参議院議員が政党の顔色ばかりうかがって、独自性が発揮できないからではないか。参議院には衆議院の暴走を防ぐ、新たな視点で法案、政策などを見直しチェックすると言う重要な使命がある。これが果たされていないのは否めないが、このチェック機能は本来絶対に必要なものだ。政党は、参議院には党議拘束をかけない、自由な言論を縛らない空気の醸成に努めてもらいたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1d1084ee928f8a5c107ef7c3c7cd60ed19086f3c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]