奈良県下北山村で7月20日午前5時ごろ、ツキノワグマ1頭の捕獲が確認されました。個体はオスの1~2歳、全長1.04メートル、体重25キロ。今月9日に一度捕獲され、唐辛子スプレーや爆竹で人への警戒心を学ばせる「学習放獣」が行われた後に山へ戻されましたが、11日後に再び集落内へ侵入。県の保護管理計画に基づき、20日午後0時53分ごろ薬剤による苦痛を抑えた方法で殺処分されました。県内では今年度、クマによる人身被害が1件発生しています。

人と野生動物が共存する難しさを改めて突きつけられる出来事です。学習放獣という対策を講じても再び集落へ現れた以上、住民の安全を最優先に判断せざるを得なかった現場の苦悩は理解できます。しかし、殺処分という結果だけを繰り返していては根本的な解決にはなりません。問題の本質は、クマの生息域と人の生活圏が重なりやすくなっている環境や、再出没を防ぐ仕組みが十分とは言えない点にあります。
対策として、①AIカメラやセンサーによる早期監視体制の強化、②集落周辺の誘引物や藪の徹底管理、③学習放獣後のGPS追跡や個体ごとの行動分析を進めることが重要です。命を守るためには、人もクマも追い詰められない環境づくりこそが必要であり、その責任を野生動物だけに負わせる社会であってはなりません。
ネットからのコメント
1、「学習放獣」が意味をなしてなかったというのが大きな意味を持ちます山を下りてくることはそれだけの旨味があるというのを熊自体がもはや学習してしまってる証左でしょうね、人間も脅威とみなしてないこうなった要因として大きいのは農地放棄された土地で苦も無く柿など食べ物が得られるようになったのが挙げられます、国を挙げての積極的な頭数管理が必要です
2、まあ、野生動物を助けて恩返しをしてくれるのは日本昔ばなしの中だけだよね。うちの県でもツキノワグマの学習放獣をしていたけれど再び人里に被害を出すケースが増えて駆除に対応を切り替えている。人間のほうでクマに恐怖を覚えさせたと思っていても、クマのほうではそんなにトラウマになるようなショックになっていない。
事実、再度、現れているんだから、暴れても命まで取られることは無いという間違った学習になっている可能性もあるね。人里に現れて人間の生活を侵すような個体は駆除するしか方法が無いよね。
3、クマは「犬以上、霊長類以下の知能」と言われ、人間を100とするならば、犬は20~40程度、クマは50~60程度あると例えられます(参考:ライオンが40~50、イルカが40~50)この高い学習能力を活かし、人間の罠で苦い経験をさせて警戒を促す「学習放獣」という手法が取られることがありますその一方で餌の執着心が非常に強く、警戒心を上回る執着心や個体差により、この学習効果が十分に発揮されないケースもあります
4、小さめのクマで人的被害が出なかったのが幸いです。個体数の増加でそもそも帰る縄張りが無いのにどこまで学習放獣が効果があるのでしょうか。人間も怖いが強いオスグマはもっと命の危険を感じるほど怖かったのでしょう。こうなれば駆除するしかありません。保護され終生飼育されるのは話題になるほどの一握りです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2086428328ea5aeebf0ffa3736d30ebd67e954,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]