2025年12月24日、日本維新の会の議員らによる国民健康保険料の支払い逃れ疑惑が報じられた。疑惑によれば、維新の議員の一部は負担の軽い社会保険に切り替えるため、京都市内の一般社団法人「X」の理事となっていたとされる。法人「X」には辞任者も含め700人以上が登記されており、その中には維新の国会議員の元秘書や兵庫県内の地方議員4名が含まれている。
維新の創始者、橋下徹氏は『身を切る改革』が形骸化していると厳しく批判。党は全議員にアンケート形式で調査を実施予定で、結果は26日に公表される方針だが、自己申告制であるため裏付けの確実性が懸念されている。

この事件は、政治家による公的責任の欠如を示す典型例と言える。維新の会が掲げていた「身を切る改革」は、今や空虚なスローガンに成り下がっている。維新議員の一部が国民健康保険料を逃れるために社会保険へ移行した疑惑は、制度の抜け穴を利用して自己利益を図る姿勢を象徴している。こうした行動は「適法」とされるが、政治家としての倫理観に欠けるものであり、速やかに改善が求められる。まずは、徹底した実態調査を行い、結果を公表することが必要だ。次に、法制度の改正を通じて政治活動の透明性を向上させるべきである。
そして、党内で厳しい倫理規範を制定し、規範遵守を徹底することが求められる。維新の会が掲げてきた「改革」の理想を取り戻すためにも、今こそ抜本的な見直しが必要だ。世間の信頼を再び勝ち取るためには、今回の問題を深刻に捉え、迅速かつ効果的な対応を講じることが不可欠である。
ネットからのコメント
1、維新の「身を切る改革」は私腹を肥やすことが証明されました。奥下剛光衆議院議員や青島健太参議院議員がキャバクラに支出していたり、遠藤敬氏が公設秘書給与ピンハネについて釈明をしない処か企業団体献金規制の審議を「時間の無駄」と主張し、挙句の果てには国保逃れまでしていたり、これでは自民と何ら変わりありません。藤田共同代表の血税還流とかスルーでお茶を濁したりしているから、ガバナンスやコンプライアンスは滅茶苦茶であり、やっている感だけの簡単な調査をして、法的に問題が無いと済ませて、団体献金全面禁止を公約しておきながら、連立ありきのために企業団体献金容認に豹変した吉村が日テレやフジのバラエティー番組に出演して、選挙活動に勤しむとは開いた口が塞がりません。
2、別の記事では国保逃れについて「維新の議員がやっているから」と言った証言を掲載しているマスコミがありましたね。本来国保に加入すべきものを勝手に社保に入る。そんな事は言語道断。日本維新の会(大阪維新の会)の代表である吉村氏は党の中で調査をするのではなくて、某民放キー局ではないが「第三者委員会」を設置をして客観的に忖度のない調査をすべきではないだろうか。身を切る改革どころか、どんどん私腹を肥やしている現状。維新全体としてガバナンスやコンプライアンスの著しい欠如があると言わざるを得ない。
3、維新が選挙の候補者の人選における方向性が変わってから、地方と中央において不祥事を起こす議員が潜在的に増えてきたと考えられる。誰に責任があるか。勢力拡大のために汚い考え方を持つ人間たちを採用・起用する方針に転換させた指導部に責任があるだろう。ある意味で、国民から批判される脱法的な行為を適法とするのはグレーゾーンを突いた詐欺師と変わらない。汚い手法を使ってきた政党・政治家が自分たちの行為を正当化し、逃げれば逃げるほど、支持を大きく失うことに繋がるだろう。
4、橋下さんは永田町に染まったとよく言われますが、要はお金に対して卑しいと言うことです。私も身を切る改革には期待していましたが、やることがせこすぎて嫌気が刺します。お金が欲しい方は、政治では無く、ビジネス界で活躍してください。こういった方は、どこにいっても大したことはやらないとは思います。残念
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/eb453f014eb22d1b32f659ba8b36eee083f8e843,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]