12月7日、香港で立法会選挙が火災からわずか10日後に実施されました。この火災では8棟のうち7棟が焼失し、改修工事の不正疑惑が浮上しました。そして、被災者支援を訴える大学生が国安法違反で逮捕され、火災現場の追悼花束は廃棄されました。選挙は中国の影響を強く受けた結果となり、民主派政党の解散やメディア王の有罪判決が続き、香港の未来に対する懸念が高まっています。

香港政府は市民の声を無視し、火災の責任を問うことなく選挙を強行しました。この無関心さは制度の欠陥を際立たせます。施工会社の不正疑惑を無視した行政の怠慢、そして市民の訴えを封じ込める逮捕は、香港の民主的価値観を揺るがします。まずは、火災原因の徹底的な独立調査を行い、責任を明確にすることが重要です。其次に、被災者を支援するための取組みを早急に組織化する必要があります。最後に、市民の自由な表現を守るため、逮捕を見直し民主的なプロセスを再確立する与党の努力が求められます。民主派の消失はただ事ではなく、香港の政治運営が中国的価値観に吸収される中で、かつての香港の自由が描く将来を思い起こさせます。制度改革を強く求める動きが必要不可欠です。
ネットからのコメント
1、高市のせいで日本が窮地に!と言ってる人々はこの記事を読んでどう考えるのだろう。
遠く離れたパレスチナやウクライナの惨状に共感するのも大切だけど、同じアジアの香港で独裁政党によってこのように人権が蹂躙され、いずれは台湾でさえそうなる可能性について、普段から「頑固に平和」と宣う方々から声が一切聞こえてこないのが不思議。
2、香港の大人は自由や民主主義の肌感覚を持っている。その大人が亡くなり生まれついて政治に口出しをすること嫌悪する若者が増えれば中共の支配は完成する。ところが香港の若者は自由と民主主義の意識が高く自分たちの行動で社会をつくるという肌感覚が強い。国安法を使って恐怖で支配しようとしても多くの人たちは黙っているだけで行動のエネルギーは蓄積されているように思う。香港を諦める発言をする日本人が多いが自由を求める人間の心は普遍であるという希望を香港は与えてくれる。
3、中共の独裁政治を終わらせる運動の狼煙は、やはり香港からだと思う。それが連鎖して各大都市へ波及し、近隣の市町村へ拡大していく。いつになるのかわからないが、必ず起きると思っている。膨大な犠牲者が出るだろうが、例えば中国の人口約14億人のうち1千万人が犠牲になっても、それは1パーセントにも満たない。
もちろん、1千万人は物凄い人数だが、中国からすれば折込み済みだろう。中共政権が崩壊すれば、日本の左翼にも影響が出ると思われ、左翼政党の衰退、凋落、泡沫化に拍車をかけることになるだろう。
4、「立ち上がれ、香港市民」としか言いようがない事態だ。香港市当局に責任が無いとは思えない。中国北京政府の息がかかった香港市当局はこの火災の真実を有耶無耶にして、当局の責任が無かった事にしようとするだろう。独立したジャーナリズムが存在しているのであれば、工事関係者へのインタビューや火災現場での聞き込みを通じて、真実を追求するのだろうが。今の香港にそれが出来るのか。それが心配だ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4aa48df707886475d5ee6c7b1d5345ace60034d7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]