現地時間12月27日、サウジアラビアのリヤドで世界スーパーバンタム級統一タイトルマッチが行われ、絶対王者の井上尚弥にWBC世界同級2位アラン・ピカソが挑んだ。試合は12回戦で、結果は3-0の判定負けだった。ピカソは堅実なパフォーマンスでL字ガードを披露し、クリーンヒットを狙いながら粘ったものの、井上の速さと強さが際立ち、ダウンせずに試合を終えた。

試合後、ピカソは井上の怪物ぶりを認識しつつ、戦いから得た手応えを語り、自身のキャリアが続くことを宣言した。

試合に挑んだアラン・ピカソの姿勢とその言葉には、深い共感を抱かざるを得ません。井上尚弥という圧倒的な存在に挑んだその勇気は、称賛に値します。たとえ結果が望んだものではなかったとしても、彼の戦いからは個々の情熱と誠実さが伝わってきます。敗者で去ることになったとき、多くの人は自責の念に駆られるかもしれません。しかし、ピカソは「勝者だと感じる」と言い、その姿勢からは自分を責めることなく未来を見据える力強さを感じます。ある意味、敗北は終わりではなく、新たな挑戦の始まりです。誰もが経験する苦境にもかかわらず、ピカソは希望と向上心を忘れていません。彼の今後の歩みは、多くの人々に勇気を与えることでしょう。

ネットからのコメント

1、井上、中谷、拳四朗と日本が誇る三大ボクサーが戦うイベントだったのに何とも不満というか煮え切らない結果になったなでもそれはそれで起伏があって面白いのかもね個人的には井上は中谷戦はやらずにフェザー挑戦、中谷はSバンタムでしっかり実績固め、拳四朗には変わらずバム戦目指して欲しいな

2、バワーについては、カルデナスも一発のパワーはそこまでではなかったと言っているし、バンタムの時のような序盤でのKOも見られなくなった（明らかな格下選手のキムの4Rが最短。まあ、3R以内KOが5試合もあったバンタム時代が異常なのだけど）。階級を上げれば相対的パワーは低下するという絶対的な現実からは井上といえども逃れられないという事だろう。アフマダリエフ戦でその現実に高いレベルで対処できる事を示しているし、今回も一方的な勝ちなので、まだまだ絶対的チャンピオンではあるけど。

3、試合数による疲労かムロジョン→ピカソというレベルの差によるモチベーションの低下なのか前戦よりキレを欠いていたように見えました。ピカソは勝ち負けより倒されないことが目標に見えたので彼の中では満足なんでしょうね。

将来あの井上尚弥を相手に倒れず判定に持ち込んだ医者となったら(しかもあの顔)、とんでもない人生の勝者だと思います。

4、井上チャンピオンのコンディションが良く無かったのかな？と思う試合でしたね。ベテランの年齢になってからの年間4戦の過密スケジュール慣れないサウジでのリカバリー勝って当たり前と言われる相手とのマッチアップ色々悪い要素が重なった結果だった気がします。次戦が中谷戦かフェザー転向かは分かりませんが、とにかく身体を休めてコンディションを整えて欲しいですね。