日野市の多摩動物公園で28日午前、飼育されているタイリクオオカミ1頭がオオカミのおりから逃げ出した。午前9時半の開園後、飼育員や来園者が異変に気付き、午前11時には新規入園を停止。来園者は安全な場所に誘導され、園内にいるオオカミは獣医らによって麻酔銃や網での捕獲を試みられた。午後2時20分ごろ、オオカミはおりから直線で北東に400メートル離れたウォッチングセンター付近で無事に捕獲された。
けが人はなく、またもう1頭のオオカミはおりの中に留まっているのが確認された。園は脱走の原因を調査するとともに、公式X(ツイッター)で臨時閉園を発表し謝罪を行った。

今回の事件は動物公園の管理不備を露呈しています。オオカミの鉄壁とも言えるべき飼育環境が実際は脱走を許すものであった事実は深刻です。動物の安全確保を怠った管理体制の再構築が求められています。第一に、逃走経路の解析とオオカミの行動習性に基づいた飼育施設の見直しが急務です。第二に、非常事態対応マニュアルの見直しとスタッフへの訓練強化を実施すべきです。第三に、来園者への情報提供の透明性を保ち、素早く安全措置を取れるシステムを構築することが必要です。このような管理の曖昧さは動物の保護と来園者の安全を軽視するものであり、早急に改善に向けた取り組みが不可欠です。
安全が形だけのものではなく、実質的に確保されるべき価値だということを忘れてはなりません。
ネットからのコメント
1、お客さんはもちろん係の方達も、そしてオオカミ自身も傷つくことなく解決したのなら何より。なぜ脱走したのかきちんと調べて、再発しないように気をつけて頂きたい。人を、動物を守るためにも。とにもかくにもお疲れ様でした。
2、職員だけでこんなに早く捕獲できるのすごい。普段から脱走時の訓練してるのだろう。オオカミも人も無事でよかった。なぜ脱走したのか、再発防止に努めて欲しい。
3、想定される中では最も良い形での終幕と言えそうですね。人間にもオオカミにも危害なくひとまずホッとしました。色々な記事やコメントを拝見しますと人間による飼育下ならば野生よりは安心なはずということでしたが、熊のこともありますし心配しておりました。
4、当たり前ですが動物側に悪意は無くて、単に外に出られそうだったから出て、その辺を探検していただけでしょうからね。人にもオオカミにも被害が無かったようで良かったです。動物園でも家庭のペットでもそうですが、動物の脱走は動物にとっても人間にとっても、良い結果を招くことはありませんからね。
どちらかがケガをしたり、命を失ってしまったりしてしまうケースもありますから、二度と起こらない事を祈ります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2679f43b303e435b6fc3a4e1d62126408ba8afef,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]