都立多摩動物公園で、オオカミ1頭が囲いから脱走し、28日午前に行方不明であることが確認されました。午前9時半の開園時点では確認されていたものの、その後の経緯は不明です。動物園側は直ちに入園をとりやめ、来園者を建物内に避難させると共に、安全の確保に努めています。現在、スタッフが捜索にあたっており、幸いにも負傷者は報告されていません。

オオカミの脱走原因やその後の行方については、引き続き調査中です。

このような事態は、安全管理の根本的な問題を露呈しています。動物園の施設管理の甘さが、多くの人々を危険にさらしたのは否めません。まず、囲いの強度や脱走防止装置の見直しが急務です。次に、スタッフの間での迅速な情報共有体制の構築が必要です。さらに、来園者避難マニュアルの充実が求められます。彼らの迅速な対応で今回はけが人は出ていませんが、常に最悪の事態を想定し、強い危機管理意識と対策が求められています。オオカミが戻るまで対策を整え、安全第一の運営を心がけてほしいものです。

ネットからのコメント

1、オオカミって警戒心が強い動物だから、野生でも基本的には人間を襲ったりはしないかと思うけど、アホな人間が騒ぎて立ててオオカミに対して危害を加えるような行動がなければ大丈夫かと思う。

動物園で産まれたオオカミなら尚更かと。双方にとって無事に動物園に戻れたら良いね。

2、餌を与えていたオオカミが単独で人間大きさの獲物を狩るのは極めて低いと思う。ただ、ペットの小動物や小さな子供は本能的に襲いかかる可能性がありそう。どちらにせよ人間やペット、オオカミ自身も無事で事が収まるのを願っています。

3、長年飼われてる狼なので必要以上に刺激しなければ問題ないですよ。何度も足を運んで見てるけど、結構人懐っこい個体が多いから、逃走中に来園者にじゃれついたりする可能性はあると思います。何にせよ、無事に保護される事を望みます。

4、オオカミは人を襲う危険な動物という印象を持たれがちだが、実際には人間を避ける性質が強く、攻撃する例は極めてまれです。健康な野生個体は人を獲物と認識せず、遭遇すれば距離を取る。人への被害が起きるのは、狂犬病感染や深刻な飢餓、人への過度な馴化、追い詰められた際の防衛行動など、特殊な条件下に限られます。近年オオカミの生息数が回復する地域でも、人的被害はほぼ報告されておらず、統計的には犬による事故の方が圧倒的に多い。

オオカミは恐怖の象徴ではなく、人と距離を保つ野生動物です。冷静に行動してください。