19日に放送されたテレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」で、吉祥寺市を例に路線バスの運転手不足が取り上げられた。この問題により、地域では減便や運休が続き、市民の日常生活に影響を与えている。運転手不足の原因には労働時間の長さや給与の低さがあるが、玉川徹さんは「若者の免許離れ」が影響していると指摘。特に一般的な免許取得をしない若者が増えているため、大型二種免許取得者の減少が問題となっている。
解決策として外国人の採用が一案として挙げられたが、SNS上では免許取得にかかる費用や待遇改善を求める声も多かった。

さて、玉川徹さんによる若者の免許離れがバス運転手不足の原因と指摘されたが、根本にはもっと深刻な問題が潜んでいる。厚待遇を求めるわけでもなく「運転手が増えない」という現状は、劣悪な労働環境と給料の低さが主要因となって、若者がこの職業を敬遠する原因となっている。運転手不足を解消するには次の手立てが必要だ。まず、待遇改善として労働時間を短縮しつつ、給与を全産業平均以上に引き上げることで職業の魅力を増すこと。次に、免許取得への金銭的援助を充実させ、若者が免許を取りやすい環境を整えること。そして最後に、外国人労働者の活用を合理的に進める一方、地方の若者を都市部へと誘導する施策も検討する価値がある。
このような施策実施によって、公共交通の未来を高めるだけでなく、免許離れという現代の流れを逆転させることが可能だ。
ネットからのコメント
1、賃金が安いからだ。他の職種との給与体系バランスなんて度外視して賃金上げしたらよい。必要なんだから。ところで、資本主義システムの構造的欠陥が背景にある。社会に必要な仕事なのに低賃金となる。だから、人手不足にもなる。いまの経済システムは、人や物を運ぶ、高齢者をケアする、子どもの世話をする、食料を生産する、などという労働世界とは異なる原理で動いている。 マネーゲームのほうが儲けが大きいため、人材や資金、資源がそちらに吸い寄せられてしまう。その結果、社会に必須とされる仕事領域が置き去りにされ、空洞化していく。政治の出番なのだが、、。
2、免許取らない若者がいるのは、東京など公共交通機関が発達している地域限定だと思う。それ以外の地域は、そもそも通勤に車必要な所が多いので、就職が決まったら教習所に通うのは、今も昔も変わらない。最大の要因は、出生率の低下で、免許取得可能年齢の人口がピークだった、1980年代と比較して年代別人口が半分以下まで減っています。
買い手市場の今は、より待遇が良くより労務環境の安定した職種に人が集まるのは当然の結果だと思う。
3、東京の方はこういう感覚なんでしょうね。1極集中の弊害のひとつだと思います。地方の方にとって運転免許は生活に不可欠。そして世の中一流大学を出ている方ばかりではない。大手企業以外で、現場で働く若い方もたくさんいる。ただそうした方々にも選ばれないほど、輸送業の賃金の低さが問題なのは明確でしょう。
4、父親がバスの運転手をしてました。仕事のことを詳しくは話さかったけど、相当ストレスが溜まっていたみたいで、帰宅してもいつも機嫌が悪くて家の雰囲気も決して良くはなかったです。子供の頃はわからなかったけど、乗客からのクレームも多かっただろうし、事故でも起こせば大変なことになるでしょうから精神的な負担も相当なものだったと思います。そんな父も定年退職を迎えて、延長雇用の話を持ちかけられるもあっさり断わり、過酷な環境から解放された今はのんびりと過ごしていますが、まるで人が変わったように生き生きとしています。人手不足とか免許を取る人が減っているというのもあるとは思うけど、あまりにも過酷な環境で入社してもすぐに辞めてしまう人も多そうだし、なかなかなり手はいないでしょうね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/497543fa5453e6d69a63f68084a7ac93cd5505cb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]