2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう』は、歴代ワースト2位の視聴率を記録しました。主演の横浜流星が好演を見せ、脚本も評価が高かったものの、多くの視聴者に届かず理由としては、武将や幕末が好まれる視聴者層にフィットしなかったことや、知名度の低い主人公、コアな視聴を必要とする技巧的な脚本が挙げられます。一方、同時期の横浜流星出演映画『国宝』は大ヒットを記録。
この成功は、歌舞伎という一般的な興味を引く題材の選択や、集中力を強いることなく理解しやすいストーリー展開の結果とされています。現代の視聴者が求めるコンテンツと映像作品への集中力についての考えが浮き彫りとなりました。

ドラマ『べらぼう』の視聴率不振について、多くの批評家や関係者がすでに説明しています。まず、ドラマの専門的すぎる脚本の問題です。視聴者は細かいセリフや所作を見逃すことなく追わなければならず、「ながら見」ができないため、現代の忙しい視聴者に合わなかったのです。また、出版業界のビジネスや編集者の活動に焦点を当てた作品内容は、視聴者の広範な興味を引くには至りませんでした。これに対して、視聴率や興行収入などの数値は、コンテンツの質以上に、視聴者の期待やニーズを反映しています。今後、大河ドラマが幅広い視聴者にアピールするには、視て楽しめる段取りの明確なストーリー、一般に知られている題材の選択、より親しみやすい脚本が必要です。
これらの改善により、大河ドラマの視聴率が飛躍的に向上する可能性があります。視聴者のニーズとドラマ制作の間に適切なバランスが必要です。
ネットからのコメント
1、私は最後まで見ましてすばらしかったと思っています。その上で。視聴率を早期に落としてしまったのは、初回がかなり激しい描写が多く、子どもがいるファミリー層がお茶の間で観るには適さないと離脱した人もかなりいたのが大きかったと思います。実際、周りでも今年は遊郭のドラマだから観るのをやめたとか、観るべきではないとも言われました。江戸文化を知りたかったことと、大奥でも面白かった森下さんの脚本で、好きな俳優さんがたくさんいたので見続けて良かったと思いました。いったん離脱した人達にはハードルが高かったんじゃないかなあと思います。見続けた人の評価はすごく高いのがそういった理由かと思います。
2、個人的ですが、「べらぼう」は楽しめました。この時代背景も、歴史的興味があり、上方から江戸へ文化移行する過程、自然災害と飢饉からの世情の移ろい、政治事情など盛りだくさんで、歴史書等の関係書籍を改めて様々紐解いて勉強になったドラマでした️誰もが周知な題材より、この様な今日的世相の問題にも通ずる問題作品をもっと、取り上げて欲しい️視聴率など下世話な関心事より、民度が上がる内容を望む️
3、確かに...。一度で全て理解できる人もいると思うが、私は毎回少なくとも2回見た。3回見ることもあった。一度では見落したり、理解できないことがあるからだ。丁寧に見ることで面白さがわかる、面白さが増すドラマだったと思う。だからとても面白い。そして、登場人物誰ひとり見捨てることなく、生き生きと描かれていることにも感動した。例年同様年末に総集編が放送させるが、一体どこを削るのか?と疑問に思うくらい、中身のギュッと詰まった素晴らしいドラマだった。
4、大河ドラマに合戦やチャンバラ求めてる人はどれほどいるか知らないが、「べらぼう」は合戦などなくても毎回最終回までスリリングな展開を楽しめた。市井に懸命に生きる人々と幕府を支える権謀術数の世界を絡めながら綴られたストーリーはこれまでの大河にはなかった新しいエンタティンメントで、江戸のメディア王蔦重の痛快な生き様が楽しめた傑作だと思います。全回録画しているので細部を楽しみながらまた何度も観たいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3db08af8cf4f713a6a209839a6eea74e28d96b4f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]