ソフトバンクホークスが、プロ野球12球団の中で唯一ポスティングシステムを利用していない理由が話題になっている。元球団幹部で現桜美林大学教授の小林至氏が、自身のYouTubeチャンネルでこの理由を解説した。巨人が2019年に山口俊選手をポスティングにかけた時点で、ソフトバンクだけがこの制度を利用していない状況になった。小林氏は、孫正義オーナーの「NPBをMLBと肩を並べるリーグに引き上げる」という目標に基づき、ポスティングが球団方針と矛盾すると説明。
ホークスはすべての選手がプレーしたいと思う球団を目指し、NPBとMLBのチャンピオンによる真のワールドシリーズを行いたいとの意欲を示している。そのため、ポスティングを認めるわけにはいかないという立場を取っている。

ソフトバンクホークスのポリシーに対する批判の声が上がるのも当然だ。球団がポスティングを認めず、選手のメジャー挑戦を阻む決定は、選手のキャリア形成を制限する異常な状況だ。選手の権利と球団方針のバランスが欠如しているのが問題の本質だ。この背景には、球団が伝統的な考え方を維持し続け、グローバル競争に対応できていない制度の欠陥がある。解決策として、まずは選手の意見を反映した制度改革が必要だ。次に、NPBとMLBの協力関係を強化し、選手の流動性を向上させることが求められる。最後に、ソフトバンク球団は選手の国際的な挑戦を支援する姿勢を示すことが求められる。
選手が世界一を目指すという価値観と、球団の方針が一致しない限り、真の意味での世界一には到達できないだろう。
ネットからのコメント
1、ポスティングは選手の夢を応援するという美しい言葉で虚飾されているが、現実は育てた選手をMLBに高値で売り渡してるだけですからね…。それは即ちNPBをMLBの下部リーグ、育成リーグと認めているに等しく王会長や孫オーナーにとっては我慢ならないのは当然なのでしょう。現時点ではMLBとNPBの差は確かにあると思いますが、いつかは世界一に!という思いを持ち続け努力していけば国際環境も変わり満願成就することもないとは言い切れないと思いますので、ホークスのような球団も一球団くらいあってもいいと思います。
2、ポスティングってのは選手という資産を取るか金という資産を取るかというシステム例えばこの選手を売却することで当面の補強資金や設備投資の資金が確保できるというなら売るのもありだろうしソフトバンクみたいに元々金も設備も潤沢なチームにとっては単なるスター選手の流出でしかないだったらやらないのは当然かとそれは球団の権利なんだから別に何か認めないことに対して大義がないといけないわけでもないそもそもポスを応援、認めないのが悪みたいな風潮がおかしいもっと全球団ポスティングに関してはビジネスライクに考えるべきじゃないと大きな見返りもなく国内のスターが吸い上げられていくだけ
3、まあポスティングって表では夢を応援とか言っても本音は選手との交渉材料として使ったり、海外FAでタダで出ていかれるより譲渡金貰ったほうがまだマシっていう打算でしかないからなポスティングにかけた選手に対して恩着せがましいこと言うくらいなら制度使わないほうが健全だわ
4、この種のトピックでは小林至さんにインタビューした記事が挙がることが多いけど、彼は十年以上前にホークスから離れていて今現在のリアルを把握されていると言うわけではないからあくまでも外部の個人の見解にとどまるものだよね。なんで直接後藤CEOとか三笠GMとかに取材して正規の球団としてのスタンス、見解をリポートしないのかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2ff59b85d64e7f639f4ab08fccc8b4f4a36fb3f3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]