2023年12月17日に最終話が放送されたドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)は、低視聴率と話題性の欠如で批判を浴びています。三谷幸喜氏による25年ぶりの民放ゴールデン帯の連続ドラマとして期待され、豪華キャスト陣が揃う一方で、視聴者数は第1話の世帯5.4%から最終話では2.9%にまで減少。
視聴率が著しく低下する中、TVerでの人気指標も振るわず、他ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に大きく差をつけられる結果に。主人公・久部三成のキャラクターへの不満が視聴者離れを引き起こしたと考えられています。

このドラマの失敗の本質は、主人公のキャラクター設定にあると言えるでしょう。人間味を追求しようとする試みが、視聴者の共感を得られず、むしろ不快感を与える結果となりました。芸術的な視点からの演出が、視聴者の期待や好みを十分に考慮していなかった点が大きな問題です。具体的な改善策としては、まずキャラクターの成長過程を丁寧に描くことが必要です。視聴者が感情移入できるようなエピソードの強化や主人公以外のキャラクターとの関係性をより深く探ることで、物語の深みを増すことができます。また、現代の視聴習慣に合った配信戦略やPR活動の強化も重要です。
視聴者の感情を揺さぶる劇的な展開やキャラクター設定が改善されなければ、視聴者離れの波は止まることなく、ドラマファンに愛される作品にはなり得ません。魅力あるストーリーとキャラクターが一体となったドラマこそが、真に視聴者の心を掴む作品なのです。
ネットからのコメント
1、期待していたなかでの1話を見て、菅田将暉さんがうるさく感じて2話を見たいと思わなかったです。中盤のお話でもう一度見ようと思ったのですが、寝てしまっていました。最終回、菅田将暉さんになんかがっかりしながら見終わりました。面白く感じられなくて、共感できなくて…主人公を好きになれないと魅力を感じないとドラマって見続けられないんだなと感じました。
2、三谷の舞台は大好きで、東京サンシャインボーイズ時代から、ほぼ見続けている。TVも「王様のレストラン」や「古畑任三郎」の様な名作があるのも事実だけど、最近は駄作も連発している事は認めざるを得ない。映画も「ギャラクシー街道」「スオミの話をしよう」といった駄作も連発している。何かをゼロから創作していく事は決して楽な事ではなく、毎回必ず優れた脚本を書ける訳ではないのは事実だけど、三谷の畑は基本、舞台なんだと思う。
今でも舞台を時々やるし、いろいろなメディアにチャレンジしたい気持ちも分からないでも無いけど、原点に戻ってやっぱり舞台中心に活躍してほしいなと思う。ちなみに「もしも~」は、これはダメな方な印象だったな。
3、このドラが大コケした理由は「テーマ」だと思います。「演劇」や「舞台」が主軸となった本作ですが…テレビドラマを見る視聴者の多くが演劇とか舞台に興味関心が無いのです。劇場に演劇を観に行く人って世間一般ではかなりのマイナー…少数派です。シェークスピアなんて殆どの人が知らないし読んだことない。蜷川幸雄も知らないんです。でも、三谷幸喜も出演俳優達も「演劇って凄いエンターテイメントだ。凄い文化だ。」と思ってる…世間との温度差に気付いてないのです。シェークスピアなんて当然にみんな知っていて読んでるものと本気で思ってる…世間を分かってないのです。この致命的な温度差が本作の大コケの理由。演劇人達が狭い世界で身内受けの自己満足で突き進んでしまった失敗作。
4、主人公がグダグダになってもいいけど、だったら誰か一貫して案内人を務められる人を配置すべきでしたね。
神木隆之介がその役回りだとてっきり思っていたのですが、途中出番が減ったり浜辺美波と役割が交錯していたりした。だから落ち着いてみることができなかったように思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/df20d66a573cf484836f1f6d100c491557d19243,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]