夏休みの宿題を子どもが完遂するのは理想的ですが、多くの家庭では親が手伝うケースが未だに議論されています。賛成派は「どうしても終わらないなら手伝ってもいい」との意見を持つ一方、反対派は「宿題は子ども自身が完結させるべき」と主張しています。子育てアドバイザーの佐藤めぐみさんは、子どもが自発的に取り組み完了できるのが理想としつつも、実際には子どものタイプに応じて親の適切なサポートが必要だと述べています。
親が手伝いすぎると子どもの自主性や学習意欲に悪影響を及ぼす一方、全く手伝わない場合では学校での嫌な思い出を引き起こす可能性があります。佐藤さんは、親が子どもに軌道をつけること、そして学習環境を整えることが支援の鍵であると述べ、子どもがつまずく際は答えではなく道筋を説明する姿勢が求められると指摘しています。
変化する教育のシーンで、親が子どもの宿題を手伝う関与は社会的な影響を持つ複雑な問題となっています。本来、宿題は子どもが自分の力で取り組み、自己管理能力や自主性を培うための重要な教育ツールです。しかし現状、多くの親が子どもの宿題に対して過度に介入し、彼らの教育プロセスを妨げています。そこで、親としてうまく手を引くガイドラインが必要です。まず、親は宿題に対する子どもの責任を尊重し、成長するための余地を与えることが重要です。
また、計画性を促すために、宿題の量を可視化し、子どものペースで取り組む環境を整えましょう。そして、つまずいた時に適切なサポートを提供し、自立的に問題を解決する力を育むことが不可欠です。最後に、自分の価値観を強く持ちつつ、子どもの教育の未来を考えるべきです。親の過度な介入を減らすことで、教育の真の目的が達成され、子どもたちは自ら学ぶ喜びと力を得ることができます。
ネットからのコメント
1、昔とは違って夏休みの課題もいろいろ。算数国語以外は学校では先生に何も教えてもらっていない事をやってこいというのがほとんど。今は算数国語も丸つけは保護者の仕事になっています。小学校一年の夏にいきなり読書感想文が書けるのか?画用紙一枚絵が描けるのか、画材の選択は?絵日記や作文の書き方、原稿用紙の使い方、保護者が教えないと、課題が出る前に先生が教えてくれていない場合が多いです。算数国語を親がやるのはそりゃ違いますけど、それ以外は親が先生にならないとまず低学年には難しいと思います。
2、親の手伝いではなく、親の伴走です。小学校の自由研究は一緒に楽しみました。
市が主催する自然科学教室やイベントなどに参加して、子供の興味でテーマを決めます。疑問、予想、感想などは、会話で聞き出します。準備や写真撮影や印刷は手伝いました。導入、予想、実験方法、考察、実験結果、感想、まとめ方はパターンが同じなので、学年が上がるにつれ、自分でどんどん書けるようになりました。きょうだい2人それぞれの実験を親子3人で一緒に楽しみました。後に、高校や大学のレポートも組み立ては同じなので苦労しません。積み重ねた経験が大学のプレゼン資料作成にも役立っているようです。絵や習字は、リビングで向かい合って、親も自身の作品を一緒に描いていました。夏休みの宿題は遊び感覚です。学習帳など勉強系はノータッチ、午前中に図書館や塾の自習室へ自主的に行っていました。静かで電気代節約にもなるし、短時間で集中できて便利です。
3、夏休みの宿題は父親とたくさんやった記憶。自由研究は私との普段の会話の中でネタになりそうなものを親がメモしておいてくれて、夏休みになったらその中から私がネタを選んで取り組む。研究のきっかけ、予想、結果、考察などの書き方を教えてもらった。
読書感想文は私が書いてその後3回くらいチェックが入り清書。まぁ長文を書いて何度も推敲する経験は学校でもなかなかできないから、今となれば良い機会だった。当時は大変だったけれど。小論文を書くのにも少なからず役立った気がする。工作は紙とか紙粘土とかを使うものはノータッチだけど、小刀使うときとかは一緒にやった。親が小刀使うの上手ですごいなーと思った記憶。ドリル系は丸付けも含めノータッチ。普段から勉強をみてもらうことはなかったから何とも思わず。習字や絵もノータッチ。北東北で夏休みが30日もない中全部やる方針だったから、なかなか忙しかった。
4、手伝うの度合いによると思います。図書館のフリースペースで夏休みの宿題ができるところがあります。そこには親子で来てる人しかいません。一緒に考えたり、イラスト入れたら?とか、筋立てのアドバイスとか、どう思った?など私は子供と一緒に作りました。一方で、親が考えて書いたものを、そのまま書き写す親子がいましたが、それはナシだと思いました。結局、子供の課題なのだから、1人でやらせたければそれでいいし、一緒にやるのも、親がリードするのも、その親子の問題なのだから、好きにすればいいが、結論だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bf703b8fa815678e8bb2b3edb444edb95327f984,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]