古舘伊知郎氏は自身のYouTubeチャンネルで、自民党の高市早苗内閣と日本維新の会の連立政権についての意見を述べた。彼は、維新が絶対譲れない条件として掲げる「議員定数削減」が、実際には「嘘っぽい物語」であり、連立を形成するための巧妙な策略であると疑問を呈した。古舘氏は、かつて維新が企業団体献金の全面禁止を主張していたことや、自民党の裏金問題からの敗北を振り返り、金銭問題を避けた連立についての批判を展開。
さらに、大阪都構想や社会保障改革が柱にならない理由を述べながら、最後に維新が議員定数削減という条件に「住所変更」したと見立てた。
古舘伊知郎氏の指摘には、現代の政治的駆け引きがいかに国民の信頼を損ねうるかという深刻な課題が浮かび上がります。維新や自民党がこういった「表面的な改革」を振りかざすことで本質的な問題から目を逸らし、議員定数削減のような耳障りの良い政策を掲げることは、国民の政治参加をただの選挙戦術に変えかねません。企業団体献金の全面禁止を掲げながら、実際は規制強化に留まる姿勢は、政治資金の透明性を脅かし続けます。具体的な解決策としては、企業団体からの献金に対する厳しい監査制度の導入、寄付の上限規制とデジタル公開の義務化、そしてその違反に対する強力な罰則の設定が考えられます。真の改革とは、ただ数を削減することではなく、政治の信頼性を取り戻すための根本的な透明性の確保に他ならないでしょう。
政策の本質を見失わないことこそ、国民から信頼される政治の実現につながるのです。
ネットからのコメント
1、議員定数削減は国民としては、歓迎している人は多いだろうけど、本当に必要な政策なのか?その方法はちゃんと議論した方がいい。メリットもデメリットもある事ですから、慎重に議論してほしい。やり方によっては、また自民一強になりかねない政策だという事を、ちゃんと考えなければいけない。しかも、この政策を長時間議論する事で、ガソリンの暫定税率廃止や、いわゆる103万円の壁も審議すらする時間がなくなる可能性すらある。数を減らすことのデメリットは意外と大きい。歳費削減ではダメなのか?も議論に上がることでしょうね。
2、最近の古舘さんは、非常にフラットで感度が高い。総裁選では、小泉進次郎シフトに苦言を呈し、総理選出に関しては高市さんが妥当であるとの意見であった。この維新の話のすり替え、誤魔化しや社会保障費削減は、国民にとって表裏一体を説明せず、また一方で全く必要がない高校無償化を進める無駄遣いなど、維新の嘘っぽい物語を指摘することはかなり同意できる。
3、議員定数削減は必要かもしれないが、優先順位が高いものは他にある。それを放置して一番に上げる維新には疑問です。何故今一番なのかしっかり説明して欲しい。反応意見を抵抗勢力のように言うの止めて欲しい。定数10削減も10年以上できない状況でいきなり50は本当にできるのか?特定政党を狙い撃ちしないか?などの疑問もある。最悪なのは、結局できませんでした、抵抗勢力の反対が原因です、自分達は努力しました、で済まされる可能性があるということ。
4、古舘さんの言っている事はその通りだと自分も思う。嘘っぽいと言うよりは正直嘘ばかりだと思う。何が一番でなく、今やるべき事で大事なので自民党の政党と金の問題と物価対策である事は間違いない。確かに議員定数削減は大事な事の一つではあるが、今すぐにやらなければいけない訳ではなく、どの程度議員定数削減する事などはしっかりとした議論は必要であるから少し時間は必要だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a40e26ded8d1b88ef503d586a8b1f58709e03aeb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]