ウクライナのゼレンスキー大統領は21日に演説を行い、米国からの巡航ミサイル「トマホーク」の供与が見送られたことを受け、ロシアの外交への関心が薄れたと指摘しました。ゼレンスキー氏はトマホークがあればロシアを停戦に向かわせる圧力になるとして、供与を求めていましたが、トランプ米大統領は17日にこれを見送りました。その一方で、ゼレンスキー氏は長距離攻撃能力について欧米との取り組みを続ける意向を示しました。
ロシアはチェルニヒウ州への攻撃を強化し、4人が死亡、数十万戸が停電する事態となっています。ウクライナは冬を前にしたエネルギー施設への攻撃に苦しんでおり、ゼレンスキー氏は圧力が平和の実現に重要であるとしています。
ロシアの外交姿勢への指摘は、国際的な安全保障の問題に直結します。ゼレンスキー大統領の演説は、現状を鑑みれば無視できない重要なメッセージです。ロシアの攻撃が止まらない中で、ウクライナのエネルギーインフラが危険にさらされています。この構造的問題は、国際社会に対する挑戦です。このような背景の中で米国のトマホーク供与見送りは、平和への道筋を閉ざしているとの意見もあります。より具体的な解決策として、第一に国際的制裁強化が必要です。第二に、欧米諸国によるウクライナへの防衛支援の拡充が求められます。
第三に、より広範囲な外交対話の場を設けることが欠かせません。国の安全保障が日々の生活に影響を与える中、現状に対する鋭い視点と行動が求められます。この問題は、今後の国際秩序を考える上で避けて通れない課題です。
ネットからのコメント
1、ロシア国内深部の広範囲に点在する多数の軍事関連施設に大きなダメージを与え得る兵器はウクライナや欧州にとって非常に大きな価値がある。ロシアの継戦能力を削ぐことが可能になり、装備品の枯渇を狙えるようになる。そうなれば、戦闘が頓挫し、実質的に停戦になる。交渉してロシアが譲歩する形にもならず、自然と戦争を止める理由になる。アメリカがモスクワなどの主要都市をターゲットにすることを許さず、軍事施設だけを狙うようにウクライナと約束して、トマホークをウクライナに供与すべきである。
2、おそろしいことだアメリカという他国の一存で自国の安全保障が天地ともかわってしまう。日本も長距離ミサイルを即刻開発して配備するべきだすくなくとも日本本土から中国全土とロシア全土をねらえるようにしないといざウクライナのような立場になったときに大変危険なことになるだろう
3、ゼレンスキー大統領の「ロシアは外交への関心を失った」という言葉には、現場の切実さがにじみ出ています。トマホーク供与が見送られたことで、ウクライナとしては戦況が長期化する不安もあるでしょう。ロシアが軍事行動を優先し、対話の窓口を閉ざしているように見える今、外交による解決がますます遠のいているのが残念です。アメリカも慎重な姿勢を取っているけれど、ウクライナの防衛力を高めることが、結果的に戦争の抑止につながる可能性もあると思います。国民としては、武力ではなく対話による平和的な解決を望みます。各国のリーダーには、冷静で責任ある判断を期待したいです。
4、トランプは一体何がしたいのか。先日、インドがロシア産原油を原則購入しないことを公表し、経済的にはロシアへの締め付けは、少しずつ強まってきたのに、ここに来てまたウクライナ寄りからロシア寄りへシフトしているようにも見える。バランスを取っている、という類いのものでも無さそうで、政策、方針としての一貫性を欠いているようにしか見えない。これでは中国も「トランプはコロコロ変わるから」と言う意味で、脅威には感じないだろう。
ゼレンスキーの言う通り、今ウクライナに必要なものは「相手が攻撃を躊躇する反撃力」だ。広大なロシアは破壊出来ないが、モスクワへ到達する一撃は必要。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7f0f8dd05c860a3f7bf1ecdc8a95e437ea64c47f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]