事件概要
2025年7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近でマグニチュード8.8の巨大地震が発生し、日本の太平洋側に津波警報が発令された。津波警報により、鉄道や空の便が影響を受け、高速道路の一部も通行止めとなるなど、多くの人々が避難を余儀なくされた。
結果的に津波による被害は発生せず、31日16時30分に警報は解除された。しかし、元航空幕僚長の田母神俊雄氏が「津波警報が過度で影響が大きかった」と批判を投稿し、科学的データに基づく警報を発令した気象庁に対し不満を表明した。この発言には多くの批判が集まり、田母神氏はその後、釈明を行った。
コメント
田母神氏の発言には大きな誤解が含まれています。確かに、警報が発令されることで一時的な混乱が起きたが、それは命を守るための重要な措置でした。気象庁は科学的なデータを元に、最悪の事態を想定して警報を発令し、民間の交通機関に影響を与えることを覚悟で行動しました。その結果として、実際に津波は発生せず、命が守られたことは事実です。
東日本大震災の教訓を生かすべき時に、軽々しく「煽り過ぎ」と表現することは無責任です。警報の発令と解除のタイミングについては議論の余地があるものの、命を守るためには早期の警報が重要であり、それを批判することは現場の努力を軽視することに他なりません。
ネットからのコメント
1、津波は最大で1.3mの高さ、しかもこれは特定の観測点での観測結果なので地形によっては2m以上だったと推定される。翌朝でも最大0.8mが観測されている。気象庁の判断は概ね妥当だったと言えそう。もう少し精度が高くきめ細かい警報ができればありがたいが、海外での大地震というレアケースでそこまで望むのは難しいとも思う。
2、発言に責任を伴わない人が、何を言っても関係有りません、気象庁の方はその警報に責任が伴います、予想外や想定外等が発生するとソレはとんでもない悲劇を招きます、今回は、運良く、それ程の津波は来なかった、最も良かった結果ではないかと思います。
3、東日本の時は数年前から津波が来る度に過大評価の警報が出て数メールの津波警報が実際には30センチ程度の津波だったりして警報よりも実際に来るのは小さな津波だから大丈夫と警報慣れしてしまった3,11の時はじめは数メールの警報だったので実際には大きくても1メートル程度だろうと予想してしまった人も大勢いたと思う実際には警報よりも大幅に大きな津波が来たので被害が甚大になったんだと思う経験した人は恐ろしさを知っているが、覚えてないくらい小さかった人や生まれていなかった人達は警報慣れしてしまって避難が遅れて被害を受けてしまうのではと心配。
4、今回の津波警報の対応で不満を言ってるのは若い人よりも年寄りが多い気がする、中にはサーフィンとか海の家関係者とかもいるのに…対岸の火事だと思ってるのか。逆に東日本大震災を知らない中学生とかがしっかりしてるのは学校で習ってるからかもしれないけど。東海地震や南海トラフ地震の警報が出るときは、本震があるからもっとパニックになるだろうけど、少なくとも今回は注意報だった東京湾とか大阪湾でも津波警報になって今回以上に公共交通機関は止まるし道路も交通規制が掛かるんだから文句を言うより対策をすべきでしょうし、しかも自衛隊にいて数々の災害を見て来た田母神さんがこういうことを言うのが残念でならない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/10620713ad12175b1e00f01eaa510fdee9090098,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]