巨人は阿部監督の指揮下で内部の不満が表面化している。10月22日に岡本和真のメジャー移籍が容認されたことに続き、10月28日には二軍監督の桑田真澄が退団、11月17日には捕手の山瀬慎之助が不満をSNSで示し、翌日には外野手のオコエ瑠偉が自由契約となった。これらの一連の動きは、球団の編成が現場の意向を強く反映していることから来る編成の偏りや出番のない選手の不満を示している。

現場の意見を優先する方針が、ポジションの重複や選手のモチベーション低下を招いている可能性がある。球団の管理体制に課題が残り、阿部監督が契約最終年で結果を残せるかが問われている。

巨人球団内の混乱は、構造的な管理体制の欠陥を浮き彫りにしています。選手の自由契約や不満の声が続発する現状は、現場の意見を優先しすぎていることが一因と言えるでしょう。これは球団が強い責任を持つリーダーを避ける傾向の結果です。責任の所在が曖昧であると、あらゆる判断が個々の利害や短期的な利益に流されてしまいます。一つの課題は、長期的なビジョンを持ったリーダーの選定です。現状を打破するために、球団の編成と選手管理における統一されたフィロソフィーを設立し、モチベーションを向上させる体制を築くことが重要です。そして、選手間のコミュニケーションを促進し、組織の風通しを良くする対策も必要です。

このような改革が、球団内部の安定を取り戻し、結果を出すための第一歩となるでしょう。清武氏の失脚事件は、組織におけるコンプライアンスと責任の重要性を改めて示しています。今こそ、野球文化における正しい価値観を取り戻すべき時です。

ネットからのコメント

1、巨人は阿部を切って桑田に変えるべきだった。あの原でさえ優勝の次の年2位でクビになったんだから。どう見ても今年のベンチ内の雰囲気や二軍から上がってきた選手がどこかぎこちない様にも見えた。結果を出してもその時の阿部監督好みのバッティングをしないと降格もあるからだろう。その結果日替わり打順だし選手も日替わり。別に怪我とかしてないし、たまに息抜きでもない。そんな起用法で選手がモチベーションや成績を維持できる訳ない。それは阿部も選手時代に痛感してるはずなんだけどな。立場変わればってことなんだろうか？

2、これだけ負けているのに、「巨人は勝たなければならない。」という伝統か何か知らんが、おかしな呪縛に縛られているのが非常に奇妙に見える。よく言えたものだな？と。そのような考えがなくならない限り、今後もその場しのぎの補強が主体になってくるんだろうな。

今までのやり方でこれだけ負けているのだから、そこから何かを学んで改善して欲しい。ジャイアンツファンからの切なる願いです。

3、捕手と二遊間はファン目線では明らかに「競争」ではなく「渋滞」しているように思えます。競争に負けたのではなく、チャンスも与えられないというのでは、山瀬の気持ちは察するにあまりあるし、ドラフトも岡本の後釜に挑んだ方が良かったと思いますが・・阿部監督の判断とファン目線、どちらが正しかったのか、９か月後の答え合わせが楽しみです。

4、阿部監督は来季で最後だろう。岡本が抜けて次世代の4番を育てなければならない。1年では到底難しいしファンとしても選手が育つまで我慢するしかないな。まぁ逆にどの様な若手が出てくるか楽しみでも有る。