日清食品ホールディングスは、即席麺ビジネスの不調により深刻な危機に直面しています。同社の安藤宏基社長CEOは11月、業績予想の下方修正を発表し、売上高は2.2％減の7920億円、営業利益は18.1％減の685億円となる見通しを述べました。特にアメリカ市場での売上減少が顕著で、販売数量は前年同期比で10％以上減少し、米州全体の営業利益は51％減となりました。

即席麺市場は拡大しているものの、消費の2極化や韓国企業の台頭により競争が激化しています。日清HDは新商品の投入や組織改革での収益向上を図る方針です。

日清食品HDが直面する問題は、即席麺市場における競争激化だけでなく、消費者の変化に対応できていないことにあります。特にアメリカ市場での低所得世帯からの購買抵抗や韓国企業による高価格帯商品の攻勢が同社に痛手を与えています。このような現状において、日清食品は迅速かつ効果的な対策を取ることが不可欠です。まず、消費者のニーズを深く分析し、ベース商品の魅力を再考する必要があります。また、コスト改善のための効率化を推進し、新たな市場への積極的な拡大も検討すべきです。さらに、インフルエンサーやデジタルマーケティングを駆使したブランド価値の再構築も重要です。

市場の変化に遅れをとることなく、持続可能な成長を目指すことが求められています。日清HDがその歴史的使命を果たし続けるためには、柔軟かつ果断な対応が不可欠です。

ネットからのコメント

1、物価高騰のせいもあるが、消費者の買いやすい価格と、店頭価格とのギャップがあるから買いにくく、少しでも安いものか、マイナーなメーカーか、PBカップ麺を買ってしまう、或いは割引クーポンやセールのタイミングでしか買わない傾向が強い。それと通常品とミニ商品との価格差が無さすぎる。

2、カップヌードル高くなりましたよね。昔は150～170円程度だったのが、今や200円以上ですからね。それだけでは足りないのでおにぎりを1個足しますが、おにぎりも高くなってるので400円超えますからね。じゃあ安い弁当かパンでも良いかなと思ってしまう。

3、海外留学時に友達の親御さんからお土産としてもらったどん兵衛を食べた時は、出汁の凄さというかどん兵衛の凄さというか、めちゃめちゃ美味しかった。それからどん兵衛は特別な食べ物に変わって、今でも年に何回か買って食べるのだが、ここ数年美味しくない。

こちらの舌が変わったのか、どん兵衛が変わったのか分からないけれど。UFOも子供の頃からずっと好きだったが、モチモチ麺とソースがなんか違う。どん兵衛にしてもUFOにしても自分の好きだった味ではなくなってしまった。どん兵衛とか東西で出してるんだから、復刻版で1985年のUFOとか2000年のどん兵衛とか当時の味を再現して出してほしい。

4、自分はイオンやコンビニのPBカップ麺買うようになってから、ここのは一切買わなくなった。PBカップ麺は3〜4割安いのに味は同等なんだからこれで十分なんよ。個人的にはみそきんの品薄商法も気に食わなかった。そもそもカップ麺なんて安い食べ物の代表みたいな存在だから値上げとの相性は良くない。カテゴリー的にもよくある高級路線なんかで高利益戦略することも難しい。業績回復はなかなか厳しいだろうね。