2023年9月21日、東京都稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで開催された「デジタル野球教室」で桑田真澄氏は高校野球の球数制限について疑問を呈しました。桑田氏は「7日間で500球では意味がない」と述べ、プロ野球の先発投手と比較して高校生投手の負担が過度であることを指摘。球数制限と登板間隔の調整が必要と力説し、夏の甲子園大会の日程と試合時間帯での工夫も提案しました。

桑田氏は甲子園球場の1か月間使用や朝夕2試合制の採用について言及し、高校生投手の負担軽減と野球界全体でのサポートを呼びかけました。

この問題は、高校野球における制度の欠陥と安全問題を浮き彫りにしています。球数制限は選手の怪我を防ぐために導入されたはずですが、その実効性は疑問です。選手の体にかかる負担を減少させるためには、まず試合数と登板間隔の管理を徹底する必要があります。そして、気候条件に合わせた試合時間の変更も不可欠です。さらに、甲子園球場の長期使用を検討し、プロ野球との共存を図るアイデアも有効です。これらの改善策が実行されれば、若い選手の健康を守るだけでなく、質の高い高校野球を育むことができるでしょう。少年たちが全力でプレーできる環境を提供することこそが、未来への投資です。

ネットからのコメント

1、当時は今ほど暑くなかったとはいえ、春夏5回全てのの甲子園をほぼ１人で、ほぼ決勝まで投げきった桑田さんだけにその後の野球人生も含めての提言は貴重な意見に留めず、会議の中心にすべき内容だと思う。ただ、期間を伸ばすと、甲子園から遠い地域の応援の負担など考えなくてはいけないので、落とし所には最大限の注意を払うべき。

2、甲子園よりも、夏の地区予選の方が数倍も劣悪な環境ですけど。地区大会に使われる球場よりも甲子園は何倍も快適です。地区予選を勝ち抜く為の連投もあるし。甲子園だけの問題ではないと思います。

3、高校を卒業したあと肩肘の手術をする投手が一定数いている現状を、本気で改善してこなかった高野連、そして大人達は無能力かつ無責任であり、桑田さんの意見をメディアで盛り上げて将来の改革につなげてほしいですね。

4、一試合で投げる球数よりも連投のほうがシンドいと以前桑田は言ってましたまた甲子園に出場すると練習試合の申し込みが増え　練習試合で登板過多になるとも聞いた事があります７回制に関しては　選手は攻撃の時は休めるけど　応援する人と審判はずっと外この人達の事も考慮して暑さ対策を考えるべき