国立病院機構九州グループが発表したところによると、琉球病院で働く看護師12人と療養介助職員2人が就業規則で定められた休憩時間を過剰に取得していたとして、戒告の懲戒処分を受けた。この問題は、2023年1月に入院患者が死亡し、院内調査が行われた際に発覚した。職員らは深夜帯に、状態が安定している患者を見て、30分から1時間程度を超過して休憩や仮眠を取っていた。
過剰な休憩の取り始めは2021年10月にさかのぼったが、死亡した患者への直接的な影響は確認されていない。

この懲戒処分は、医療現場における労働環境の深刻な問題を浮き彫りにしました。看護職員の過重労働が引き起こす問題が軽視されている現状は非常に異常です。職員が過度な休憩を取る背景には、長時間労働や十分な人員配置がなされていない可能性が強く疑われます。これらは制度の欠陥として解決が急務です。改善策として、まずはスタッフの適正な人員配置と頻繁なシフト見直しを行い、過重労働を軽減することが求められます。加えて、休憩時間の実態調査を行い、必要に応じた労働条件の改善を図るべきです。そして、労働環境の見直しとともに、上層部は職員の声を定期的に聞く場を設け、現場の声を反映した政策を進めることが重要です。
これにより、働く人々の健康と患者の安全が守られる持続可能な医療環境が実現されるべきです。私たちは、医療従事者が安心して働ける条件が整うことで、社会全体の医療品質が向上することを期待しています。
ネットからのコメント
1、え、落ち着いてる時に長めに取るのはダメなの?忙しくて休憩とれなかったのは何も言われないのに?しかもその分時間外もダメって言われるのに?いいじゃない、休憩取れない日もあるんだから自分らでいいように調整したって。全国の病院調査したらまぁ記録には残らないでしょうけど、どこだって落ち着いてたら1時間くらいなら長めに休んでますよ。仮に長めに休憩取らなかったらナースステーションでデスクで突っ伏して寝てるだけです。
2、実際に国立病院機構に勤めていましたが、夜勤の休憩時間を二時間から三時間にしていた病棟があって問題になりましたが、当時の常識で勤務開始が16時半からですが、15時には準備で看護師は出勤していました。こんな体制では誰も続けたくても難しいです。それと、患者に対する過剰な看護も問題です。少し手をついただけで、インシデントレポート作成したり、生産性が低い日本の特徴が随所に残っています。
3、シンプルに休憩出来てないからだろ。患者対応の時間も分単位で記録して、その分ずらして休憩時間にまわすか、時間外手当をつけるかしてるならまだわかるけど、それをしてないなら上も処分で。そこまで厳密に休憩時間を管理してないのに処分するなら上も同じように処分されて当然ですよね。推測だけど結局休憩時間に患者対応しても、その辺はなあなあにされてるんじゃないんですか??手当の話をしたけど、手当つけたとこでその時の患者対応のパフォーマンスが上がるわけではないんだよね。結局は身体を休めるのが1番なんだよな。クタクタな状態で判断力も鈍るし。患者にとってもそれがプラスになる。
4、だいたい仮眠室は病棟のすぐ近くに設置されているため、モニター音やナースコール音でうるさすぎるし、状況次第で仮眠中でも急患や処置で起こされ、その分の時間外手当申請は病院によっては却下される。これで休憩や仮眠と言えるのか。こんな調査するくらいなら、逆に「休憩をちゃんと取れているか」「取れていない分は時間外手当が申請できているか」を調査すべき。
働く義務のみ強調して、休憩や時間外手当の権利を侵害している
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/91d394368f550d43fcbd7d403134660045bce603,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]