2023年12月12日、鳥取県倉吉市の社小学校で教諭が児童の個人情報を含む2本のUSBメモリーを紛失しました。USBには2021年度から2024年度までに教諭が担任した96人分の児童の成績や写真が保存されていました。教諭は職員室でUSBを使用後、筆箱に入れ児童玄関付近に置き忘れ、その後筆箱のみ発見され、USBは紛失したままです。
防犯カメラには机周辺が映っておらず、外部侵入者は確認されませんでした。学校は倉吉警察署に遺失物届を提出し、臨時保護者会で保護者に説明しました。個人のUSB使用には校長の許可が必要でしたが、教諭は許可を得ていませんでした。

この事件は、個人情報保護に対する学校職員の認識の欠如を露呈しています。まず、個人情報をUSBで管理すること自体がリスクであり、学校内部での取り扱いについて厳格なルールが必要です。第二に、個人利用のUSBの使用が許可されていないにもかかわらず、このような事態が発生したことは、学校の管理体制そのものに問題があります。校内の個人情報管理を徹底し、教員への研修を強化することで、再発を防ぐ措置が不可欠です。また、USBにパスワードを設定したり、情報をクラウドで管理することでセキュリティを強化することが求められます。
このような事件を教訓に、すべての学校は個人情報の漏洩防止に最善を尽くすべきです。個人情報の重要性を再認識し、安心して教育を受けられる環境づくりは不可欠です。
ネットからのコメント
1、データを持ち出さないと業務が回らない様な環境を作り出している組織や社会が根本的な問題のような気もするけどな。本当に禁止するなら、業務用の端末で無許可USB端末を完全に遮断、構内へ私物の電子機器の持ち込みを制限すれば済む話だし。現場に丸投げで、問題おきたら現場の責任にするのもどうかなと思うが。
2、ルールを破った人は教壇に立つ資格がない。と、おっしゃる方がいるし、ごもっともなんですけど、USBを使わないと情報を管理できない組織はどうなのかな。社会的にクラウドとセットの情報管理をしている中フロッピーだ、USBだとアナログなことしかできないから規制のルールができた時に乗り越えられない。業務の不効率化が起こる。子供には新しいものに順応させろとお達しがあるのに、教員の設備もシステムもお金をかけずに複雑にしてるお役所仕事は健在です。教育でもなんでも予算がなければ衰退するのは当たり前です。
そこが世界から遅れてるのに、ルールだけ海外に合わせてもうまくいくわけないでしょう。
3、USB置き忘れとか無断でUSB持ち込みが悪いってのは大前提だけどさ、忘れ物をきちんと遺失物として届けられれば流出はおきない。何が言いたいかというと、USBを持ち去った奴は窃盗犯として捕まえてほしい。
4、うちの会社もそうですが、USBは原則禁止ではなく、厳禁にしましょう。原則だと、仕方ないからUSBを使おうといった考えに至るからです。何も考えない人はいます。USBが使えない前提で業務を考えるようにしないといけない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f8398b4f9e3717290c5f9d561c6754a531970da5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]