事件概要:ある地方都市の自治会主催のクリスマス会で、自治会費を滞納している家庭の子どもがケーキをもらえず、泣き出した事件が起きた。このクリスマス会では町内の小学生やそのきょうだいを対象にプレゼントを配布していたが、自治会役員の判断で滞納家庭の子どもは対象外とされ、処遇の不公平さが浮き彫りとなった。一方で役員が私的に町外の知人や孫の友人にプレゼントを渡すケースもあり、「自治会の私物化」との批判が住民から上がった。
一部の住民からは、子どもを不快にさせる対応への疑問や改善を求める声が挙がっている。

コメント:自治会の活動は地域交流や公共設備維持を目的とするべきですが、今回のケースでは本質を逸脱した不適切さが問題となっています。まず、不払い家庭への憤りを子ども個人に向けることは筋違いであり、自治会の本来の理念である地域の絆強化を阻害するものです。一方で、役員の裁量で町外者に不公平に物を提供する行為も、自治会を私物化し透明性を欠く一例と言えるでしょう。
制度的な欠陥を指摘するなら、自治会費の妥当性や使途の明確化が不可欠です。まず、年度ごとの支出報告の公開を徹底することで住民との信頼関係を再構築する。次に、自治会費支払いに関する柔軟な対応を設け、経済的に苦しい家庭には分割払いなどを提案して負担を軽減する。
また、子ども行事の運営方針を再検討し、子どもに対する平等な扱いをルール化することが必要です。
今回の自治会の対応は地域社会における本来の役割から乖離し、対話や秩序を欠いた結果、住民間のトラブルを引き起こしました。地域は寛容と公平によって支えられるべき。制度の欠陥を克服し、未来を担う子どもたちに温かな手を差し伸べることで、信頼ある社会へと繋げるべきです。
ネットからのコメント
1、自治会に入らない自由はあってもいいと思うけど、それなら会のことに口を出す権利はない。ゴミ出しだって同じ。自治会のゴミ置き場ではなく自宅でゴミ置き場を用意し、行政に掛け合ってそこだけ別に収集してもらう必要がある。PTAの記念品もそうだけど、応分の負担をせずに利益だけを享受しようとするのはただ乗りであって許されないでしょう
2、自治会費は役員さんの給料になっているわけでは無いですよ。自治会が開催する祭りや行事、清掃活動、ゴミ出しの経費になっています。街灯の電気代も自治会費から支払われている場合もあります。入会は任意ではありますが入会しないのだったらその地域のサービスを受けられないのは当然です。
3、「働かないけど給料くれ」は通用しません。だってそれだと誰も働かなくなるから。逆に「給料出さないけど働いてくれ」も通用はしませんが。会費もまた同じ事。「会費払わんけど恩恵くれ」は通用しません。いずれ誰も払わなくなり恩恵は無くなるでしょう。厳しいけど、世の中は契約で成り立っています。義務を果たすから権利を執行できるんです。金払わんけど品物勝手に持っていったら万引き(窃盗)になってしまいます。よって事情があるにしてもこれは仕方がないと思われます。
4、受益者負担ということを考えれば、払ってない家庭は不参加ということをちゃんとお知らせし、受付でもお断りすればいいと思う。払っている家庭の兄弟はOKだけど、友達はだめとか、最初からきちんと決めて、お知らせすればいいと思います。そして、決めてあったことはきちんと役員も守る。受付できちんと断る。クリスマス会の会場に入って、イベントを一緒にやっていたのに、ケーキやお菓子がもらえないのは本当に嫌な思いをすると想像できるので、きちんと受付で断った方が、まだいい。
未払いだと参加できないと説明すれば、悲しむとしても、みんながもらっている物をもらえないよりもいいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9fcb2ae6412a255f17b52d186f6fe7ce6ca9372f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]