小学校低学年の暴力行為が過去10年間で10倍以上に増加しており、通常小学生に見えないほど幼稚な行動を取る子どもたちが注目されています。休み時間に友達を殴ったり、先生に筆箱を投げたりする行為が日常化し、暴力の箇所数が急増しています。特に小学1年生の増加率が著しい原因として、未熟な精神状態のまま小学校に入学する子どもが増えていることが挙げられます。
文部科学省の統計では、生徒間暴力が8万件以上、器物損壊が1万4072件、対教師暴力が1万3043件とされ、受け止め方と対処法に新たな課題が生じています。

この問題は、現代の教育システムの深刻な欠陥を示しています。まず、感情の制御を学ぶ機会が不足している事実を見過ごしてはならない。保育園や家庭での教育で感情の抑制能力を養うべきですが、これが現代では十分に行われていないようです。また、子どもたちが暴力に走る背景には、家庭環境が影響しているかもしれません。親が感情管理の重要性を認識しない場合、子どもに健全な社会的スキルを身につけさせることができないでしょう。さらに、小学校の教員は、未熟な子どもたちが抱える問題を認識し、特別な支援を提供する必要があります。具体的な改善策として、まず学校と家庭の連携を強化し、教育プログラムに感情管理を組み込むことが求められます。
親に向けた教育セミナーを開催し、家庭での適切なしつけについて情報を共有することも重要です。また、教員には問題児に対する心理的理解を深め、適切な対応を図れるようにするための研修を強化するべきです。これらの問題を放置すれば、将来的にますます深刻な社会問題を引き起こしかねません。教育の場での暴力は、不安定な心を抱えた子どもたちにとって一時的な解決策かもしれないが、それは根本的な問題を解決することにはつながりません。教育システム全体が進化し、子どもたちの健全な成長を支援することが不可欠です。
ネットからのコメント
1、子ども関係で働いているので、あくまでも一個人としての考えです。①共働きの世帯が増えたことによる子どもへの愛情不足、②ダメなことをダメとはっきり言えない環境、の2つが根本にあると思います。①は、共働きが増えたことで子どもたちと一緒にいる時間が減って、親からの愛情を充分に受けられていないことで、暴力や悪戯に走って職員の注目やお友達へのコミュニケーショと誤解している傾向があります。②は、元々は良くない行動の時は、大人ははっきりと「ダメ!」と言うことが、今では虐待を恐れて現場までは「諭す」という方向になっています。これにより子どもたちの分別が育たず「やっても怒られない」と誤学習をしてしまいます。現場にいると、職員間でも「今のは叱り方だと虐待になるよ」と言っている場面を何度か目撃したことがあります。何かあるとすぐに虐待と言われることで、現場も現場で適切な指導の境界線が曖昧になっています。
2、保育士ですけど、正直なところ親が子どもに向き合ってなさ過ぎる所があると思う親が夜遅くまで働いてると深く関わるのは保育士。保育士は躾に限度がある。でも子ども同士のトラブルを親に伝えて、親がしっかり受け入れて子どもに向き合ったら子どもはちゃんと分かってくれる。それでその子は大分変わる
3、発達障がいも絡んでます。保護者の中にはなかなか認めず普通学級を入れる方が大勢います。相手の気持ちを汲み取れない、イメージする力が弱い…対人関係においては大切な部分が欠落してる子がたくさんいます。それなのに叱らない保育と子どもの人権ばかりでそりゃあやりたい放題の子も増えるでしょう。
4、小3の娘が車椅子なので補助の為定期的にクラスに入ります。正直娘のサポートよりも問題児の事を面倒見る方が多いです。ケンカが起きたら担任の先生と協力して当事者を引き離します。引き離さないと殴り合いが始まるからです。ケンカや大声で騒ぐなどでよく授業が止まります。25人中10人は多動やADHDが疑われる子たちがいます。先生も大変だなぁと常々思っています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2ec0f5730cb23b93b048d703efdefff46eac3a2b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]