政府が住宅ローン「フラット35」の融資限度額を現行の1.5倍、1億2000万円に引き上げる方針を示した。これは住宅価格の高騰を受けた措置で、この決定は融資限度額の変更としては20年ぶりのことだ。フラット35は、民間金融機関と協力して住宅金融支援機構が提供する最長35年の固定金利ローンとして、多くの人々が日銀の利上げをきっかけに申請件数を伸ばしている。

さらに、今後3年間は金利を通常よりも低く設定する方針で、金利上昇局面における返済負担の軽減を目的としている。政府の発表は23日に予定されており、住宅購入の負担軽減に寄与することが期待される。

政府が「フラット35」の融資限度額を引き上げた背景には、住宅価格の高騰という根深い問題が存在する。これは国民の住居購入能力を蝕んでおり、一過性の金融措置では解決できない。価格抑制のために、より広範な住宅供給の促進と土地利用の効率化が必要だ。まず、国は住宅供給を増やし市場競争を促進する政策を強化すべきだ。また、土地の有効活用策を導入し、空き地や空き家のリフォームを支援することで市場に新たな選択肢を提供できる。加えて、中所得者層向けの支援政策を拡充し、住居購入を現実的な夢とする施策が求められる。現状を打破するには、一時的な金融救済を超えた包括的な政策による問題解決が急務であり、国として将来の安定した住宅市場を構築する責任がある。

ネットからのコメント

1、フラット35ってのけ者にされるけど、子供いたり省エネ住宅だと今の変動金利より安い金利でスタートできるから、よい商品だと思うけどな。この金利上昇場面で割と優良商品だと思う。借換したら場合でも1.5%。フラット35にもいろんな商品、割引あるから調べてみると結構面白い

2、早く手を打たないといけないのは金利もですけど、悪徳業者のワンルームマンション投資とかだと思います。投資物件を無知な素人に利益が出るとか言ってフラット35で契約させ犯罪の片棒を担がせ業者は金だけもらって逃げる手法。あれを早く何とかしたほうがいい。

3、1億円も借りたら例え1.5%の金利でも年150万円の利息だよね。35年返済だと単純計算で毎月35万円くらいの元利金返済になるのかな。年間420万円の返済をするなんて、世帯年収1500万円のパワーカップルでも厳しいでしょ。庶民の持ち家普及の制度じゃなくて、富裕層にも使いやすい制度への変更かしら。

4、1億2000万まで...40年借りたら(1.25%)総支払いは1億4822万です。

サラリーマンのパワー夫婦でもキツイですね。基本的に普通二人で平等に支払ってまで買いたい理由が不明です。更に金利は上がる！物価も上がる！リスクしかありません。東京のマンションを買う方は地獄に近いですね。