落合博満氏は、TBS系『サンデーモーニング』で、高校野球のイニング制について意見を述べた。現在の高校野球は9イニングだが、国際大会では7イニング制が一般的であることから、日本の高校野球でもその導入を議論すべきだと主張した。しかし、最も重要なのは高校球児自身の意見であるとし、「大人の論理で決めつけるのは問題」と指摘した。ピッチャーの球数制限や、イニング制変更がゲーム構成に与える影響についても言及し、球児の意見収集が課題であると強調した。

この議論には、高校野球の制度変更が抱える問題が浮き彫りになっている。まず、現状として高校野球の規定が大人の論理で決められ、球児の声が反映されてないのは異常である。これはスポーツ全般における「選手の意見尊重」の欠如を示している。次に、球数制限とイニング制変更には、選手の健康やゲームの公平性についての深い考察が必要だ。解決策としては、まず全国規模で球児からの意見の募集を行うこと、専門家と選手が共同で新制度の実験を行うこと、そして試験的に地域ごとの独自ルールを導入することが考えられる。この改革は、真のスポーツの価値=選手の意志と健康の尊重を取り戻すことであり、次世代の健全な野球文化の礎となるだろう。
ネットからのコメント
1、高校野球の7イニング制について、落合氏のご指摘の通りかと…。国際大会が7イニングだからではなく、高野連はしっかりと全国の高校球児に対してアンケートを取るなりして、もっと「現場の声」に耳を傾けるべきではないだろうか。
個人的には落合氏の考え方に賛成だし、背広組が机上で決めるのだけは絶対に反対ですね。高校野球もプロ野球も9イニング制で良いし、イニングを短くすればする程、試合に出る事が出来る高校球児も限定されて来る。一打席に一球だけの投球であったとしても甲子園の晴れの舞台には出してあげたいし、絶対にそうすべき。早計に決めてしまうのではなく、改めて高校球児の意見を聞いて、その上で高野連には判断をしていただきたい。
2、「国際大会は7イニング制で・・・」↓↓↓高校代表チームが参加している国際大会って、リーグ戦から始まります。6チームでのリーグなら、7イニングでも、7✕5=35イニングこれだけ、イニングがあれば全選手出番があります。一方、日本国内の大会はトーナメント制で、初戦敗退なら、今まで9イニングで終わっていたものが、7イニングで終わってしまいます。今までも最後の大会でも出番がなく卒業していった選手もいたと思いますが、更に出場機会が減ってしまいます。7イニング制にするならするで、一部でリーグ戦を導入するとか、敗者同士のトーナメントを実施するとか、第二、第三のチームを参加させるとか、何らかの形で一人でも多くの野球部員が大会に出られる機会を作るべきです。
9イニング→7イニングだけでは、単なる縮小です。改革するなら、他のところも進化させる必要があるのではないでしょうか?
3、やってる本人たちは当然9回までやりたいだろうし、たとえば自分が試合に出られるかギリギリの補欠ならどう思うかってとこで。日程とかはいろいろと難しいとこもあるかと思うけども、こないだから真昼間にやらなくしてるのと同じように、単純に野球のルールを変えるんでなくて、高野連の大人はそういうとこで考えて動いてあげて欲しいなと思う。
4、9回を7回に短縮するメリットが理解できない。落合博満さんのおっしゃる通りでプレーする肝心の高校生の意見が置き去りではねぇ…7回に短縮しても真夏の8月に屋外球場の甲子園で開催することを考え直さなければ根本的解決にはならないと思いますが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d83ae6962cfc6e2b62290f3ec94fb4827d315f5f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]