2025年に鈴木憲和農相が進めようとしている「おこめ券」配布計画に対し、自治体から反発が相次いでいる。おこめ券は1枚500円で、その内440円だけが米購入に使われ、残り60円が手数料として消費される。この仕組みにより、発行団体への利益誘導ではないかとの疑念も生じている。古市憲寿氏はこの施策を批判し、過去に行われた減反や助成金などで米の価格を維持してきたが、過保護な政策は産業を弱体化させると指摘した。
彼は、チョコレート業界の例を引き合いに出し、関税を下げて競争力を持たせることで産業が発展する可能性を示した。

今回のおこめ券政策は、自治体の反発を受け、その実効性と公平性に大きな疑問を抱かせる。このような施策が提案される背景には、農業政策の長期的なビジョンと現実との乖離が感じられます。そもそも500円のうちわずか440円しか米購入に使われないという事実は、制度の効率性に欠けると言わざるを得ません。この効率性の欠如が、発行団体への利益誘導の疑惑を呼ぶ結果となっています。改善策としては、まず、手数料を最小限に抑え、消費者により多くのメリットをもたらすよう制度設計を見直すべきです。また、農業全体の競争力を高めるために、関税政策を見直し、農家が自主的に革新を追求できる環境を整えるべきです。さらに、助成金の使途を透明化し、市場原理に基づいた持続可能な農業経営を促進することが求められます。
これにより、一時的な利益のための保護ではなく、真に持続可能な産業の発展が促されるでしょう。
ネットからのコメント
1、他事しながらこの番組見てたから正確じゃないかもですが…古市さんは「米の関税下げて安い米をもっと輸入して国民に選択肢を与えれば?安けりゃいいよって人も居るだろうし裕福なら高いブランド米買う家庭もあるだろうし」って。私もそう思います。もう随分前だけど、牛肉が自由化になった時に「これは日本人の口に合わない」みたいなこと言ってましたけど、今やアメリカ産オーストラリア産が当たり前ですよね。そうやって口が慣れてくし当たり前になる。JAや族議員が補助金漬けにして利権囲いするより米の自由化でいいと思う。
2、産業は試練を受けて進化し成長する。日本の工業は海外との激しい競争にさらされ、幾多の外圧を受けてきた。そのたびに弱者は淘汰され、生産の合理化や技術革新に成功した企業のみが生き残り成長を遂げた。JAと農水族議員が癒着し、弱小農家を守り続けたことが農業の進化を阻んだ。市場操作で価格を吊り上げるのは、消費者の反発を招くだけで生産者のためにならない、というのがこの米騒動の教訓だ。
食料の安定供給のため、また食糧安保のためには、生産の合理化と流通改革が不可欠だ。
3、政府からの「経済対策」としての「お米券」配布はあまり効果的ではないかと思います。現況での物価値上げで我々国民は困窮していますので、政府の「経済対策」としては、国民一律に5万円位の現金給付を施策する事が望ましいのではないかと思います。
4、通常、金券は利用制限がかかるほど価値が低くくなり、何にでも使用できる現金の価値が一番高くなり利用制限のある回数券などはプレミア価値を付加して流通しています。おこめ券って一体何なんでしょう?お米を扱う極一部のお店でしか使用できないという非常に強い制限がある上にプレミアどころか12%も逆プレミアが付いているって…存在意義は理解できません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/51564a74d7a86b56361529b778ce53d50f4e6697,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]