2023年の日本では、持ち家の資産価値についての見直しが進んでいます。特に40-50代の就職氷河期世代にとって、住宅ローンの負担が大きく、金利上昇がさらなる不安材料となっています。ひろゆき氏は、一般的な価値観である「いざとなれば家を売ればいい」という考えを否定し、特に人口減少が進む地域では不動産の売却が困難になることを指摘しています。

また、不動産は「資産」ではなく「消費財」に近いと考え、状況に応じて「売る」「住み替える」「持ち続ける」などの選択肢を常に検討するべきだと提案しています。

この問題は、特に社会全体としての不動産価値の認識や個人の経済計画に大きな影響を及ぼしています。まず、現状の持ち家信仰は経済的現実と乖離しており、金利上昇が広く若年層のみならず中高年層にまで影響を及ぼす現状は看過できません。この背景には、人口減少と都市集中による地域間の不動産価値の不均衡があり、地方や郊外の資産価値は下落が続いています。解決策として、まず国家レベルでの不動産市場の透明性の向上と価値評価基準の再構築が必要です。また、家を購入する個人に対しては、ライフプランに応じた資産再配置や都市部への住み替え支援策の導入が考えられます。

さらに、無理のない住宅ローンの組み方を指導する相談窓口の設置も有効です。このような選択がなされない限り、不動産が持つ本来の価値が見失われ、個人だけでなく社会全体の経済的安定に暗い影を落とします。不動産は単なる所有物ではなく、人生の重要な選択肢としての価値を再定義すべき時が来ています。

ネットからのコメント

1、居住空間となる家は資産価値よりも快適性だろう。ましてやリモートワークする人なら、１日の大部分を家で過ごす。快適な居住空間は仕事に集中するために何より大切だ。例えば、妻が庭に花を植えて、咲いた花を見ながら好きな音楽聴いてコーヒーを飲むのが何よりの気分転換になるのなら、そのような家を求めればよい。賃貸か持ち家かは大した問題じゃない。大切なのは自分の能力を最大限に発揮するための環境であり、そのための選択肢として家がある。

2、原則として賃貸住宅は大家のローン返済額、税金、大規模修繕費、管理費、火災保険料、そして大家の利益を乗せて家賃を徴収しています。大家がリスクを取っている分、借り手は多く支払うことになります。

老後になって賃貸住宅を借り続けるには年金から支払い続けるしかありません。そこまで考えて持ち家か賃貸か考えるべきでしょうね。

3、資産や投資に関係する相談を受けることがあって、確かに無理して家を買おうとする人がいる。しかしその理由は、家賃払うのが勿体ないからという理由で買う人が圧倒的に多かった。この記事で挙げているような、資産になるからとか、最悪売れればいいという考えで買おうという考えは、二番手・三番手の理由な感じ。記事には昭和の発想と書いてあるけど、一言で昭和といっても６０年ちょいあるから、記事で挙げているような理由で家を買う人は、昭和３０年とか昭和４０年くらいの人の発想かもしれない。で、私は必ず言う。無理して買おうと変な場所の家を買っても、いざ売るとなったら売れないし、貸すこともできないから、無理して買うのは考えたほうがいい。賃貸は古くなっても、修繕費の心配しなくていいし、新しい家に引っ越すこともできる。だから、よく考えたほうがいいという。

4、持ち家か賃貸かは永遠のテーマだと思いますが、私は結果として住宅ローンを組んでマンションを購入したのが正解だったと感じています。

記事にある通り「資産価値が下がっても責任は取ってくれませんから」とある通り、資産価値は下がるのが当然と考えて購入しています。それでも売れば土地分は多少お金になるので、それで十分です。実家に永遠に住み続ける以外は、どこかで購入するか借りるかしないといけませんので、その選択肢中では購入の方が正解ではないかと思っています。