元中日監督の落合博満氏と元DeNA監督の中畑清氏が、12月21日に『TBS』系「サンデーモーニング」でクライマックスシリーズ(CS)の制度について意見を交わしました。現在のCS制度では、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられますが、その見直しが検討されています。中畑氏はアドバンテージを4勝から「5勝制」に変更する案を支持し、改革の必要性を訴えました。
一方、落合氏は現行制度の維持を支持し、その背景としてCS導入当初の状況やゲーム差によるアドバンテージの妥当性を挙げました。今季は阪神がDeNAに13ゲーム差をつけて優勝を果たし、この制度に関する議論が再燃しました。

これについては、制度の見直しという視点で論じることができます。現在のCS制度の問題点は、リーグ優勝チームと下位チームとのゲーム差が大きくても、与えられるアドバンテージがわずか1勝に留まっていることです。これは、優勝したチームの努力やその結果を十分に反映していないと言えるでしょう。この制度が与える不公平感は、競技そのものの価値を損ねる可能性すらあります。改革の具体案としては、①アドバンテージを現行より増加させること、②2位チームと3位チームの対戦の勝利数を再計算すること、③プレーオフのゲーム数を見直すことが考えられます。
これらの改革は、公平な競争環境を提供し、プロフェッショナルとしての努力が正当に評価されるべきです。スポーツの競技性を高めるため、改革は避けて通れない課題であり、未来に向けた毅然たる判断が求められます。
ネットからのコメント
1、現状のままでいいと思いますね。CS制度を無くしたり、厳しくし過ぎると、リーグ戦の最終盤に消化試合が多くなるし、やっぱり興行だから、可能性あるかもと思わした方が盛り上がりますし。今でも1位のチームが勝ち進んで、日本シリーズ行く場合が多いから、いろいろ言われてますけど、いい塩梅だと思いますけどね。
2、これまで毎年のようにあれこれ議論されてるけど、今年のCSを見て、今のままでいいのかなぁと思った。アドバンテージを増やしゲーム差を離された2位、3位のチームの勝ち上がりを厳しくするという考え方自体は悪くないと思うが、これを今年のCSに当てはめ阪神に2勝のアドバンテージをつけると、たった2試合で終わってしまったことになる。そうなるとCS自体が非常につまらないものになると思う。ゲーム差もいつの時点のゲーム差にするのか。
全日程終了時のゲーム差とすれば優勝チームでもまぁゲーム差を見ながらになるが若手を試したりすることもやりづらくなるかも知れない。かと言って優勝決定時点のゲーム差とすると、今年の阪神のようなぶっちぎりになると、残りの消化試合感が強くなりそう。そうな風に考えると、最低3試合は行われる現状ルールでいいのかなと考える。
3、阪神ファンですが、藤川監督がリーグ制覇後のインタビューで、CSと言う別のステージでの戦いが始まりますと仰っていた事を鑑みて、落合氏の仰るように現行のままで良いのかなと思う。ただ、難しい面はあるだろうけど、レギュラーシーズン終了後すぐにファーストステージをやる、ファーストステージ勝利チームとファイナルステージの間隔を短くする、これは是非検討していただきたい。余りにも間延びし過ぎて応援する側の熱が冷めてしまう。
4、クライマックスシリーズを導入したのは、パ・リーグでリーグ優勝・日本選手権シリーズ進出決定後の消化試合を出来る限り減らすことを目的として始まったもの。その後、何度かCS進出ルール改正があっての今。
当初の目的である消化試合を減らすことについては、目的達成した面はあると思うし、プロ野球ファンからすれば、CS制度の存続を希望するファンが大方ではないか。その中で、まだ進出ルール改正するところがあれば、実施すればいいと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4416573cdc837cfcb7d837f9fad32c2d10d7c769,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]