2020年夏、中国で50万円から購入可能なEV「宏光MINI」が爆発的にヒットし、月販5万台を超える販売実績を達成しました。これは中国EV市場での急成長の大きな要因となりました。2018年に125万台だった中国EV市場は、2024年には1158万台に達する予測です。この成長にはテスラの中国進出が起爆剤として影響しており、富裕層向けの高級SDVが人気を集めました。
しかし、BYDが大衆価格でEVを提供することで市場を大きく転換。BYDのコスト競争力の裏には、リン酸鉄ブレードバッテリーや垂直統合による内製化があります。さらに、BYDは海外市場での拡大も視野に入れており、近い将来には海外販売台数が100万台を超える可能性があります。

中国のEV市場の急速な発展はその競争力を示す一つの例ですが、これは単に製品の技術力だけではなく、企業文化や働き方にも一因があります。BYDは生産効率を追求するための垂直統合を行い、コストを抑えていますが、その背景には中国特有の労働慣習があることも注目しなければなりません。特に「996」スタイルと呼ばれる長時間労働が企業の効率化に寄与しつつも、人間の労働環境への影響は無視できません。企業の競争力の向上は歓迎すべきことですが、それが従業員の健康や幸福を犠牲にするものであってはならないのです。
まずは、労働環境の改善を議論し、バランスの取れた持続可能な成長を目指すべきです。また、日本の企業も、ただ中国を追うのではなく、独自の技術革新や労働環境の保持を通じて、やり方を見直すことが重要です。短期的な利益ではなく、長期的な視野で競争力を模索することが、未来への鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、売れれば良いんでしょうか?プレジデント社はBYDの様なビジネス、製品を推奨されるんですか?バッテリーがあちこちで発火している車を推奨するんですか?国民を危険に晒す事等は考慮しないんですか?ビジネスは金が儲かれば良いんでしょうか?日本の出版社とは思えないです。中国で出版されてはいかがですか?EVよりハイブリッドの方が技術的に難しい事だけお伝えしておきます。
2、環境問題に対してEV車が最適解であると言うのは昨今見直されて来ている。そもそも巨大バッテリーを作る工程、またバッテリー廃棄工程は、環境を著しく痛めつける。そしてガソリン車と同出力を出すには車両重量がより重く道路さえ痛める。環境に優しいと言うのはもはや何の根拠も無くなりつつある。
最初はエリート層が環境に優しくインテリジェントだと乗り始めたが、例えばアメリカだとEV車に乗っている者は環境負荷を考えない者として敬遠されつつあるようだ。EUもEVシフト時期を延期したし、今、もっとも環境に負荷をかけない車はハイブリッド車なんだろうと思う。
3、中央政府、地方政府による公金の流し込みが先ず大きい要素。次いで、廃車時の環境問題の度外視という他国企業とは全く異なる生産条件が大きいと思われるね。太陽光発電パネルの生産時と同じパターンです。
4、YouTubeで本職の整備士による解説動画がありますが、BYDの車はレベルで言うと20~30年前の日本車のレベルということ。下回りを見て使われている素材が安物の鉄板で溶接もいい加減、カバーも適当。これでは安全性や耐久面で不安しかないですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c1974f8c4ddff633da9d7e04ff5275afba86ad50,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]