北海道新幹線の札幌延伸に関するプロジェクトは、当初の2030年度末の予定から大幅に遅れ、早くても2038年度末になる見通しです。鉄道・運輸機構は12月19日に事業費が現在の約2兆3159億円から最大1兆2000億円増加する可能性があり、総額が約3兆5000億円に達することを明らかにしました。この増加は、工事資材の価格高騰、自然条件による工事遅延、土の受け入れ調整、労働時間規制対応などが原因です。
費用負担は国が3分の2を、北海道や札幌市などの沿線自治体が残り3分の1を担います。鈴木直道知事や秋元克広市長は、財政負担の増加と計画の遅延による影響を懸念し、国や機構に対して透明性のある説明を求めています。

新幹線延伸計画の遅延と予算増加は、公共事業の計画性と透明性に関する重大な問題を浮き彫りにしています。まず、現場の自然条件や資材価格の変動による遅延は、事前調査の不十分さを示しており、予測精度の向上が必要です。また、負担を強いられる自治体の財政に影響を与え、そのしわ寄せが他の公共サービスに及ぶ可能性があります。これを解決するためには、まず、詳細な調査による予算再精査が求められます。次に、自治体との協議を通した負担軽減策の検討と資金調達の多様化を図るべきです。さらに、国を含む他の資金提供者との交渉をより積極的に進める必要があります。
このような公共事業の運営は、地域にとっての利益と負担のバランスを見直す契機となるべきであり、今後の計画はもっと透明性を持って進める必要があります。



ネットからのコメント
1、北海道民も500万人を切り、超高齢者社会になりどれだけの利用者がいるのか、これは北海道だけでは無いと思う。
5年前に新潟に毎月の様に出張していたが、平日の新幹線はガラガラ、新潟市内もさびれて酷い。逆に千歳空港は繁忙期でもない先週の凄い人でごった返す賑わい、1時間に1本や2本では経済効果が有るのか甚だ疑問である。青函トンネルが開通していよいよ新幹線が来るのかと高揚感はあったが、函館には入らない、あれから40年近くが経ち札幌市民も経済界もすっかり冷めています。莫大な負担を負わされ未来の人につけを回し恐らく沿線の廃止に伴う、バス転換は人手不足で厳しいのが現実である。何方にしても北海道民にとっては重い負債が出来るのは事実であると思うけど。
2、現在利用してる青函トンネルも、開通から40年超経過しており、老朽化で第二青函トンネルの必要性も高い。数年前に出された有識者の試算では1兆円弱だが、実際に工事を進めると2兆円近くに跳ね上がる可能性も高い。北海道新幹線の開通は早くて13年後以降なので、この先も事業費が膨らむ可能性は高い。東京から札幌の新幹線総事業費5兆円超に対して、どれだけの営業収入と経済効果が得られるのか?
3、北海道民ですが、新幹線が開通したところで、申し訳ないんですけれども、時間とコストを考えたら、どうしても 格安航空を使ってしまうでしょう。
1回ぐらいは乗りたいかなと思うけど。
4、札幌市民ですが、札幌延伸は当初の予定より遥かに伸びて更に膨大なコスト増そこまでして札幌に新幹線の必要性は全く感じない。無理矢理新幹線伸ばしたところで黒字経営など無理だろうし既存の在来線は沿線自治体が押し付けられるだけで何もメリット感じない。北海道には函館まででもう十分です。本州への移動で利用するのは道民感覚では多くの人は飛行機利用するてしょ。個人感覚でも隣は東京、関西の感覚であり延伸したところで新幹線利用の可能性はないね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4f6a66ed33866b63cffd52b1b19f61a54cbb8d22,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]