コディ・ポンセは、NPBで満足のいく成果を上げられず韓国プロ野球に挑戦し、投手3冠とMVPを獲得するブレークを果たしました。22年に日本ハム、翌年楽天でのプレーを経て、NPB通算成績10勝16敗、防御率4.54と低迷。韓国では開幕15連勝など驚異的な実績を残しました。ポンセはその成功の要因として、韓国での仲間意識やチーム文化を指摘。
一方、NPBでは先発投手のベンチ外しや練習方式に馴染めず、自身を発揮できなかったと率直に語っています。この韓国での飛躍から、メジャーリーグのブルージェイズと3年46億円契約を獲得するに至りました。

日本のプロ野球が国際水準の選手文化を受け入れられていない現状は、ポンセの告白により改めて浮き彫りになりました。他国で成功を収めた選手を最大限に活かす環境を提供できないことは、NPBのシステム的課題と成り得ます。チーム意識を育む場が欠け、個々の選手のメンタルと連携を軽視する状況は、技術向上以前の根本的な問題であり、プロスポーツの本質から逸脱していると言わざるを得ません。
こうした欠陥の改善策として、以下のポイントが考えられます:
先発投手をはじめ選手全員との交流を重視したベンチ制度の再検討。練習内容の多様化、選手の肉体的・精神的負担を削減するプログラムの導入。日本固有の野球文化に自負を持ちながらも、閉鎖的かつ労働競技的な側面は改善されるべき局面に来ています。ポンセの一連の経験を活かすことこそ、NPBが真に世界と肩を並べる存在となるきっかけになるでしょう。この大転換を逃すことは、日本野球のさらなる停滞を招く結果になりかねません。
ネットからのコメント
1、楽しくはなかったかも知れないが、基礎を1から叩き直されて野球能力が上がったと言うのはあると思う。マイコラスを始め多くのNPB経験を経てメジャー復帰した選手は、辛い時もあったが必要な経験だったと言っている。あと言えるのは、ポンセは日本では打たれまくって自信喪失に陥っていた可能性もある。いずれにしても、NPBでパッとせずKBOで覚醒した投手がメジャーに戻って、どこまで通用するか見物だ。
2、MLB、NPB、KBO、それぞれに異なる風土があるし、どこにでも馴染める選手もいればどこかでは馴染めない選手もいる。それは社会における一人の人間として至極当然の話ですし、それに対してムキになって反論したりレベルがどうこうと皮肉を言ったりすることでもないかなと思います。
彼がNPBに馴染めなかったのは残念ですが、自分に水の合う場所で伸び伸びプレーできるのであればそれでいいと思います。
3、実際に不満を言ってる日本のスタイルが合わなかったというのもあるのでしょうが、やはり活躍出来たら楽しいし活躍出来なかったらいい思い出にはならないだろうし、日本のレベルには合ってなかったという事では?日本のチームも球団によってスタイルが多少は異なるので日ハムや楽天がどうなのかとかはよくわかりませんが、悪く言われると不愉快ではありますが解決出来る部分は参考にしてもいいかもしれませんね。
4、まぁこのコメントがメジャーで活躍したから言うのであれば分かりますが韓国で活躍した位ではどうかと思います。日本の独立リーグの選手が活躍出来る位のレベルなので来年はどれ位、活躍出来るか楽しみにしています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1ce7291ce05dddc921afaa36f97792a454aaf8d5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]