政府は2024年12月2日をもって「従来の健康保険証」の新規発行を終了し、マイナ保険証を原則とする制度へと変更しました。従来の保険証は有効期限内であれば利用可能でしたが、最長で2025年12月1日までと定め、併用期間を終了しました。以降、医療機関での保険診療には「マイナ保険証」「資格確認書」「スマホ保険証」のいずれかを提示する必要があり、申請の遅れでマイナ保険証を持たない場合でも、2026年3月末までは3割負担が維持される暫定的な措置が取られます。
これは有効期限切れの保険証を持参した患者に対して、10割負担を避けるための指導です。この措置により、一時的な医療現場の混乱を防ぐ狙いがありますが、早めの制度切り替えが推奨されます。

この問題は、制度移行の過程での周知不足と手続きの遅れによる混乱を浮き彫りにしています。政府はこれまでの経過を踏まえ、保険証制度の一本化を急ぎすぎたのではないでしょうか。この急激な変化により、多くの国民が不安を抱えています。特に高齢者やデジタル機器に不慣れな方々が必要な手続きを完了できない状況は無視できません。改善すべきは、情報提供の増強とサポート体制です。まず、申請窓口の増設やオンラインでの手続きサポートを導入する。また、地域ボランティアやコミュニティセンターでの支援体制を強化してはどうでしょうか。さらに、広報活動を通じて、より具体的な手続きを理解してもらう取り組みが求められます。
国民が安心して医療サービスを受けられる環境作りは、国の信頼を築く基盤です。この事態を機に、一層の制度の柔軟性と人々への配慮を求めたいものです。
ネットからのコメント
1、最初資格確認書もなく全員マイナにしょうとしたんですよね。マイナは任意なのに。批判が出て資格確認書が用意するようになった背景があります。それでも資格確認書の情報が国民に広く周知されるのが遅かった。それまではマイナのメリットばかり強調、デメリットをあまり言わず。それが今の現実を誕生させている。紙の保険証制度は60年くらい前、先人の人たちが保険料を払っていれば誰一人漏れもなく保健医療を受けることができるように考えた制度でした。国から保険組合から自動的に送られる。更新手続きも平日2回受付、受け取りに会社を休んだり、プライベートタイムを削って役所まで足を運ばなくてもいい。病院受付も見せるだけマイナは毎回提出、面倒な手続きもある。高齢者、認知症、その他の利用者に負担。病院などに行く人は体の調子が悪かったり、熱が出たり、歯が痛かったりどこか調子が悪い人が行く。
負担、ストレスをかける制度は必要性が低い。
2、マイナ保険証を取得しましょう。みたいな記事が多いように思います。マイナ保険証を所有しなくても問題ありませんという感じのタイトルを見かけないのは、やはり忖度が生じているのでしょうか。マイナカードの所有が強制にならない限りは、なくても大丈夫。代替えがあるはずで、無ければ健康保険の崩壊だと思います。
3、「マイナ保険証」の手続きをしていないのであれば「資格確認書」が自動的に現住所に郵送されているはずですが、よく確認せずに紛失しても役所で申請すれば「資格確認書」はその場で発行してもらえますよ。「マイナ保険証」の場合はひと月はかかるようだが。自身の保険証はよく確認しましょうね。
4、保険証は半世紀以上の歴史のある立派な制度である。保険料を払っていれば毎年自動的に送ってくれた。間違いも殆どなかった。不正利用が社会問題になったこともない。大体不正に使用すれば、カルテに証拠が残ってしまう。これは犯罪であり言い逃れはできない。だから、全国でも年数件と言われている。マイナ保険証にしなければならない理由にはならない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2dce00d1a3e8a5bb5a4ef60abeb1a4b8890da4c0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]