今年1~10月末で、無許可のタクシー営業、いわゆる「白タク」行為の摘発件数が113件に達し、過去最多となった。このうち、外国籍の摘発者は53人と半数以上を占め、訪日客の急増が背景にある。新型コロナウイルス禍の後、観光客が増える中、一部の外国人による不法な利益追求が問題となっている。高市政権は外国人による違法行為への対応を強化しているが、摘発件数は2021年の11件から今年は10倍に増加。
スマートフォンのアプリやSNSを通じて事前に配車を手配することで利用者が急増する一方、「都市型ハイヤー」事業者の増加もあり、白タク運転手の名義借りが懸念されている。警察庁は昨年、13の都道府県警を集めて「白タク対策会議」を開催し、摘発の強化を求めた。

白タク問題は、公共の安全と法秩序を揺るがす重大な社会問題です。摘発件数が過去最多となり、法の網をかいくぐり不法利益を得ようとする者が後を絶たない現状は、疑問を抱かざるを得ません。まず、この背景には制度の欠陥があります。外国人による白タク行為が増えているにも関わらず、それに対応できる適切な法整備が遅れていることが問題の一因です。また、訪日客が急増し、法を遵守する正規タクシーが供給不足に陥っている現状が、これらの行為を助長する温床になっていると考えられます。
具体的な解決策としては、まず適正な取り締まり体制の強化が必要です。次に、利用者への啓発活動を進め、違法行為に加担しないよう意識を高めること。そして、正規タクシーの増車や運賃体系の見直しなども検討すべきです。この問題に対処するためには、法と経済の枠組みを見直し、より機能的な制度へと移行することが急務です。法の遵守と公共の安全は、社会全体の信頼関係を築く基盤であり、軽視されてはならない問題です。

ネットからのコメント
1、先日、羽田の国際線から出てタクシー乗り場に向かうエレベーターの前で白タク運転手が客と出会う現場を見た。エレベーターの前で中国語を話すアベックが電話をかけており、電話の相手は2m先に居た。そして、3人で連れ立って駐車場の方に向かっていった。タクシーに乗って、運転手に一部始終を話すと、「間違いなく白タク」と言っていた。
そして「営業妨害で困るんですよ」とのこと。摘発数からしてどう考えても少なすぎる。氷山の一角だけでなく、徹底した取り締まりを行うべきだ。
2、このような違法行為は罰金の金額が重要でしょう。罰金を払っても利益が見込めるなら違法行為は無くなりません。儲けた金額の10倍くらいの罰金を科す法律が必要なのではないでしょうか。
3、外国人の白タクについては違反者は完全に日本の警察を甘く見ているところがある。警察に現行犯としてなければ逮捕されないと高を括っている。悪い言い方をすれば日本の警察は舐められているから、違反行為に全くリスクを感じていないのが問題なんじゃないかな。例えば、白タク運転手と同じ国の方に協力して頂いておとり捜査をするとか、違反者については割に合わないくらいの高い罰金を科せる様にするとかやりようはあるとは思う。どこかで一罰百戒していかないとなかなか改善していかないような気がします。
4、「白タク」は違法行為だが、グレーゾーンやその境界の近くには「闇」の世界になることが多い。だってまともなら人達なら、正々堂々とホワイトゾーンでビジネスをすればよいのですから。
グレーゾーンが増えた日本は治安が悪化するのは自然なことだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/490cc5dca9f927b5948107b0a7bd975271515485,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]