千葉県山武市の米専門業者の倉庫では、大量の玄米が行き場を失っています。市場には約1300トンもの在庫が積み上げられており、これらは本来ならば販売されるはずでした。しかし、備蓄米や外国産米の流通が増加したことにより、新米の売れ行きが伸び悩んでいます。一部の店舗では、在庫を減らすために価格を5kgあたり3000円台に値下げしようとしていますが、元から赤字ギリギリの販売価格であったため、踏み切れない店舗も多い状況です。
市場の変化と現在の在庫状況が、この地域の米生産者にとって大きな課題となっています。

この状況は、日本の米流通市場における問題を浮き彫りにしています。特に、外国産米の流入や備蓄管理の不均衡が新米の市場を圧迫しています。まず、国産米の価値を見直すためのキャンペーンが必要です。国内消費を促進し、消費者に国産米の品質を理解させることができれば、需要は回復するでしょう。しかし、単なる広告では不十分です。流通業者、農業団体、国が連携し、生産から消費までの流れを整える制度を確立する必要があります。そして季節ごとの需要予測を精密に行い、供給過剰状態を未然に防ぐ仕組みを導入することが肝要です。我々は、日本の米が持つ価値とその流通改善の必要性を再認識し、一刻も早く対策を講じるべきです。無意味な大量在庫という現実を変えることが、市場の健全化に繋がります。
ネットからのコメント
1、カルローズ米は、日本米をアメリカで生産しているので、味は日本米と大きな遜色はない。日本よりアメリカの方が物価が高く所得も多いのだが、農産物である米をアメリカから日本へ輸出する際の多大な関税を支払っても、日本米よりも安価であるということは、日本米も5kg税込3000円を超えるお米は、農家とJAを始めとした中間業者が大きく利益(ボロ儲け)を上げていることは、周知の事実だろう。カルローズ米を妥当な値段で購入するのか、日本米を購入して農家やJAを始めとした中間業者をボロ儲けさせるのか、米銘柄にこだわりがある人達は別だが、賢明な人達ならば、日本米は5kg税込3000円以下になってから購入するだろう。
2、>備蓄米や外国産の米が流通した影響で新米の売れ行きが思うように伸びず新米が数年前の倍になれば売れなくなるのは当たり前。10キロ3000円台後半から4000円前半だったのが、その半分でそんな値段なら買いたくても買えない世帯が出てくる。確かに農家を守るのは判るが、それで倍になって我慢出来る世帯がどれ程あるのか??今はまだ備蓄米が手に入る事もあるが、それも時間の問題だし、その後は輸入米にシフトする家庭も多くなるのでは?
3、結局、市場では5kg4000円台が適正価格ではなかったということ。民間事業者が農家から高値で買うから、JAも例年にない高値を農家に払うことを約束した。結果、米価が急激に上がった。売れ残れば廃棄するか、価格を下げて販売するしかない。スーパーの割引と一緒。それが商売であり、企業経営。お米券を配布すれば、高値のまま売れたが、お米券配布もほとんどないから、これからは米の販売価格が適正な市場価格に戻るのでは。
4、元々お米は不足してなくて、インバウンドだの外食産業の消費が増えたっていう理由で中間業者が「これは利益が取れる」って事で、在庫を隠してたんでしょ?って思ってしまう。高いから買い控えをしてしまってるから在庫がはけないって流れもわかるけど、買い控えしてるのは全世帯の何%?数%の影響でそんな事起こる?戦犯は絶対あるはずですし、農水省は去年の米の流れを把握して、そういう中間業者に行政指導と公表をしてしっかり説明を果たして欲しいです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bdea3b805f97cd9e4a115dbb6ae7e9b041f8c1cb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]