2023年10月18日、桑田真澄氏がチーフ・ベースボール・オフィサーとしてオイシックスに就任。会見は都内ホテルで行われ、彼の指導方針として「サイエンス・バランス・リスペクト」を示しました。これまでの野球界の定説「練習すれば上手くなる」を否定し、科学的視点から効果的な手法を提案。オイシックスのチームはドラフト漏れや戦力外通告された選手で構成されており、育成と勝利の両立を目指します。

トークセッションでは「最終目標は日本野球の発展」と述べ、巨人退団から51日後も変わらぬ姿勢を示しました。

桑田真澄氏の挑戦は、日本の野球界に新しい風を吹き込むかもしれません。従来の「練習ありき」の考え方を見直し、科学とバランスを重視したアプローチは新鮮で、選手たちにとってストレスを軽減する可能性があります。この転換は、選手の健康とパフォーマンスの向上につながるでしょう。まずは、指導者育成プログラムの刷新が必要です。次に、科学者や栄養士との連携を強化し、データを活用した訓練計画の設計が求められます。そして、選手とコーチのコミュニケーションを深化させ、個々のニーズに応える柔軟な育成方法を模索することが不可欠です。野球界の伝統を超えた新たな取り組みが、必ずや日本野球のさらなる飛躍をもたらすと信じて疑いません。

この挑戦が成功すれば、他のスポーツ界にも波及し、スポーツの未来を変える力となるでしょう。

ネットからのコメント

1、もう40年以上も前の話しですが元プロ野球ヘッドコーチに教わった言葉が24時間野球練習練習では無く睡眠も食事も勉強も野球をする為に頑張りなさいと言われた当時はなんのこっちゃと思ったが今思えば大変優れた指導者であられました

2、プロ野球ＯＢたちが巨人を批判するときに必ず持ち出すのが、圧倒的に練習量が足りないということ。だから二軍から若手が育たないし、その責任の一端は桑田さんにあったという論が多い。確かにご本人も言ってるように、何のための練習かを理解したうえでないと強制的に長時間練習をやらせても意味がないというのが桑田さんの持論なのだろうが、それは決して練習しなくていいという意味ではない。伸びなかった若手たちはそこの真意をくみ取れてなかったんだと思う。オイシックスでは桑田理論が花開くことを期待する。

3、＞練習は嘘つかない、練習をすれば練習しただけうまくなれる――。こういった“定説”もきっぱり否定した。

桑田が、PL時代、唯一甲子園決勝で負けた取手二高についてどういう練習をしたらあのような野球が出来るのか、単身乗り込んで取手まで行った時のエピソードを思い出した。県立高校の粗末なグラウンドで選手たちは自由にカセットでBGMを鳴らし、大笑いしながら汗を流す、まさに「のびのび」と野球をしている。そんな様子を見て、あまりにも自分たちとのギャップの大きさにものすごくショックを受けたという。その時、目標が同じでも、様々なプロセスがあるというのを悟ったということらしい。そういう精神が根底にあり、東大大学院で学んだ「サイエンス」とを融合させて、新たに巨人とは正反対のオイシックスの野球へ挑むんだと思う。

4、正直この件に関しては何が「球界に激震」なのかが良く分かりません。別に巨人の一軍監督の途が閉ざされてしまったとも言い切れないような…。社会人野球や独立リーグのチームで指導者に就任する事が即ちプロ野球指導者の道を諦めた事には繋がらないと思います。日本プロ野球界では暗黙裡にそう捉えられる事になるのでしょうか？それに近い感じの実例もあるにはありますが。

もしかしたら桑田さんは出来上がった選手達に采配を振るうより、若い人を教育する方を好むのかもしれないですね。