政府がまとめる「骨太の方針」の最終案が7月14日に判明した。市場の懸念を受け、日本銀行法第3条を脚注で引用し、日銀の金融政策の自主性を尊重する姿勢を明記。2027年度予算では事業別フルコスト情報を活用した査定強化を盛り込み、安全保障では中国・北朝鮮・ロシア情勢への認識や新たな庁の検討を追加した。社会保障では2027年度の負担率を2025年度比で上昇させない目標や、70歳以上の負担見直し、2026年末までの改革工程表策定を示した。一方、食料品の消費税減税の結論時期は今週中に最終判断され、最終案は7月21日に閣議決定される予定。

金融政策の独立性を後から強調して市場の不安を打ち消そうとする展開は、本来あるべき政策運営とは言い難い。市場は政府の一言一句を敏感に受け止める以上、曖昧な表現や説明不足が混乱を招くこと自体が問題である。
さらに、消費税や社会保障改革など国民生活に直結する重要課題が先送りされ、最終段階まで結論が見えない政策決定の進め方にも課題が残る。必要なのは、第一に金融政策と財政政策の役割分担を一貫して明確に発信すること。第二に、重要政策は判断基準やスケジュールを事前に公開し、透明性を高めること。第三に、社会保障や税制改革は数値目標だけでなく財源や影響まで丁寧に示し、国民的議論を深めることだ。市場の信頼も国民の納得も、その場しのぎの修正では得られない。ぶれない方針と説明責任こそが、政策への信頼を支える最大の土台である。
ネットからのコメント
1、中央銀行の独立性確保と言う、余りにも当たり前過ぎる一文のどこら辺が「骨太」なんだか理解に苦しむ。むしろ首相以下政府にとり、このような一文が力強い政治判断に見えてしまう程に「政府が金融政策に干渉する事が通常運転」化している事の現れではないか。実際、安倍政権下で結ばれた政府日銀政策協定とは事実上、中央銀行の金融政策を緩和方向に固定する干渉協定だったし、その結果今なお実質金利は大幅なマイナスのままだ何故そのような干渉が行われているかと言うと、その大きな要素が株価である事も誰の目にも明らかで、その結果現在の日経平均は異常な高騰を続けている。
これが日本企業本来の実力だなどと言う戯言を信じる者が居るらしい事に呆れ果てる
2、>政府が金融政策に強く介入する意図がないことを明確にしています。じゃなくて、裏でプレッシャーをかけるなと言いたい。企業物価の対前年上昇率は、4月4.9%、5月6.3%、6月7.1%と上がり続けている。為替は円安が止まらない。これでは輸入物価も上昇する。消費税の減税はいらないから、日銀にプレシャーをかけず、かけるなら利上げプレッシャーをかけて、物価上昇を抑えて欲しい。高市さんは経営学部経営学科卒だけど、経済学は学んでいるはずだ。今、利上げせずにいつするんだという時期ではないのか。デフレ経済だったアベノミクス時代とは経済環境が違うことを理解しているのか、最近は心配になっている。
3、最初の原案の書きぶりの時点で、マーケットがどう反応するかぐらい容易に想定できた訳で、騒がれてから書き換えるぐらいなら、はじめからそうしなければ良かった話。どういう経緯でこうなったのかは外からは分からないが、客観的に見て永田町・霞が関の政策立案能力の下落が一向に止まらないなと懸念するばかりである。
これならまだAIに原案作成を任せた方が良かったのではないかとさえ思ってしまうし、そのレベルの仕事しかできないのであれば、議員や官僚の給与や報酬を下げて、その分AIの導入に費やすべきだと思う。
4、家計の負担が増え続ける中で、「骨太方針」の最終案がまとまったというニュースを見ると、まず気になるのは生活にどう影響するのかという点だ。日銀の自主性を尊重する文言が明記されたことで市場の混乱を避けたい意図は分かるが、暮らしの側から見ると、物価の安定が本当に実現するのかが一番重要になる。食料品の消費税減税については、結論の時期を総理判断に委ねる形になったとされる。生活者としては「いつ決まるのか」「本当に実施されるのか」が分からないままでは不安が残る。物価高が続く中で、減税の議論が先送りされると、毎日の買い物の負担はそのままだ。骨太方針は国の方向性を示す大事な文書だが、生活者が求めているのは抽象的な方針ではなく、実際に負担を軽くする具体策だと思う。政策の調整が続く中でも、暮らしの安心につながる判断を早く示してほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5166940dfc913ca3b4e28acc23a4c7d65e4dc338,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]