事件概要
17日放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第31回では、ドラマ序盤から登場していたキャラクターの突然の悲劇が描かれ、視聴者に衝撃を与えた。物語は利根川の決壊後の江戸を舞台に、大洪水で住まいを失った人々が救い小屋で身を寄せ合っている様子が描かれる。蔦重が見舞いの品を送った結果、新之助は帰宅すると妻子が変わり果てた姿に遭遇。
犯人は、乳をやった子の母の夫であり、「米がある」という情報が盗みを引き起こした。視聴者からは「救いようのない事態」との声が相次いだ。
コメント
悲劇的な出来事は、人間の生活の脆弱さを痛感させます。大河ドラマで描かれた悲惨な事件は、誰もが経験したことがないとは言えないものです。新之助の悲しみは計り知れず、怒りの矛先をどこに向ければよいのかを思案する姿は心を動かされます。自己責任の概念や制度が十分でない環境で生活していれば、誰もがこの種の悲劇に巻き込まれる可能性があります。不運にも、利根川の決壊やその後の経済的困難がすべての問題を悪化させました。新之助が妻子を悼む姿に共感し、同じような経験をした人々に光を投げかけたいと考えるのが自然です。人生が不公平であることを理解しながらも、希望や再生の道を模索し続けることが重要です。
それが唯一前進するための手段だからです。
ネットからのコメント
1、蔦重さんの思いやりでおふくさんに差し上げた“お口巾着”のお米。そのお米で力をつけ、乳を恵んでいた方の家族におふくさんが殺されてしまうとは、なんという因果でしょうか。すべての元凶は貧困につながります。貧しさゆえに犯行に及んだ方を恨むことができない新さんの気持ちもよくわかります。怒りの矛先は、むしろ市中の暮らしを第一に考えてきた意次さんへと向かいます。とても悲しいです。この日のために、市中に悪い噂の種を巻いてきたのは“人形遣い”。「私がお守りしますゆえに」と告げたときの大崎さんの恐ろしい表情。家基さん、武元さん、そして家治さんに毒を盛ったのは彼女であり、背後で指図していたのは、やはり“人形遣い”。「悪いのは、そなた(=西の丸さん)の父(=治済さん)だ」。最後に家治さんが訴えたその言葉の真意が、いつの日か成長した西の丸さんに伝わることを祈らざるを得ない心境です。
2、今回のべらぼうは壮絶な展開だった。新さん・おふくには幸せになって欲しかったのに。
蔦重のお米で力をつけ、よその赤ちゃんにお乳をあげていた。そのせいで、おふく・とよ坊は殺されてしまった。そして捕まった犯人を見て「これは自分だ」という新さん……。幕府パートでは、ついに上様が亡くなってしまった。だけど最期に渾身の力を振り絞って、治済に詰め寄るシーンは鬼気迫るものがあった。けど、悲しいかな、治済の心にはきっと響いていない。
3、あまりにも突然な悲劇に、視聴していて「えっ…」「なんで?」「嘘でしょ」と声が漏れてしまいました。蔦重にお米を貰っていた時、長屋の家で炊くにしても匂いで周りにバレて恨まれやしないか、とヒヤヒヤした気持ちでいましたが、まさかこんな残酷な結末になるなんて考えてもいませんでした。戦時中の経験談でも飢えが何よりも辛い、と聞いてはいましたがその何よりも辛い中で、お福さんに手を掛けた人も正常な思考や判断を一瞬でも捨て去る程の飢えと不安だったのだろう。乳飲み子を抱えている事もその後押しになってしまったのかも知れない。恋女房と子供を失った新さんが、彼らに危害を加えなかったのが更に痛々しかった。
自分だったら殴っていたかも知れない。他所の乳飲み子にお乳を分け与えていたお福さんの美しい聖母の様な悲しい微笑みが思い返され、とてつもなく切なくなりました。
4、家治は劇中での一橋治済の策謀に気がついていたのだろう。田沼意次という名宰相を発掘しただけの人物であり人を見る目もしっかり持っていたのだろうと思わせるシーンだった。がふくのシーンは結構やるせない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1e69f4a24117af80c901d139cc78427b6be9c697,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]