今回の事件は、ベネズエラの野党指導者でノーベル平和賞を受賞したマリア・コリナ・マチャド氏が、重圧の下で国を逃れオスロに到着するまでの移動中、脊椎折損という大けがを負ったというものです。事件はカラカス郊外から始まり、彼女は漁村から木製の船でカリブ海を横断してキュラソー島を目指しました。彼女の行動は、反米左派のマドゥロ政権による弾圧を受けた中、新たな治療方針の確認を待つため暫くオスロに滞在するとのことです。

この事件は遺憾の意を示さずにはいられません。独裁色を強める政府の圧力によって、国家を逃れるしか選択肢がなかった彼女の境遇は、胸が痛みます。彼女のように自由を求めるために命を賭けて行動する人々がいる現実を、私たちは深く理解し支えたいと願っています。マチャド氏の今後の治療が順調に進み、また自由のための彼女の貢献により大きな進展が見られることを心から願っております。彼女の勇気は、独裁に抗う人々全てにとって希望の象徴です。自身の安全を追求することは決して自責ではなく、尊重されるべき選択です。彼女の回復と未来への期待を胸に、前向きな変化を信じ続けることが重要です。
ネットからのコメント
1、ノーベル賞って大事なことかもしれないのだけど、平和賞を与えられる人が平和的に暮らすことができてはいないんですよね。
選考に議論の余地があるのは重々承知ですが。余計狙われたりとか妬まれたりとかしないんだろうか。私設の賞なので義務も義理もないとおもうんだけど、匿ったり移動したりと、なんらかの手助けって出来ないのかなーと思ってしまいます。
2、ベネズエラ政府も汚職、腐敗で大概だが、マチャド氏も政府と戦う為とはいえトランプを称賛してたり、イスラエルを擁護する発言をするのは正に「世界史」って感じ。世界史を見ると宗教、戦争、金の利害関係しかない。敵の敵は味方と言うが、本や動画で学ぶ世界史とは違い、リアルでその様を見ていると複雑なものがある。
3、ベネズエラに戻らない口実としては十分なものであろう。しばらくは静養して、その時が来るまで、安全地帯で『英気』を蓄える時間にすることが相応しい。
4、脊椎を骨折するほどの危険な逃避行を強いられてなお「反米左派政権の弾圧」と表現される現実に、国際社会の鈍感さを感じます。ここまで命を賭けなければ、独裁と人権侵害が可視化されないのだとすれば、それは受け取る側の怠慢でしょう。ノーベル平和賞を授与して称賛する一方で、実効性のある圧力や行動を取らないのであれば、それは美辞麗句にすぎません。
彼女の重傷は「勇気の象徴」ではなく、世界が長年見て見ぬふりをしてきた結果だと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0a88156deb7713b86747c8d9798995b0a4d7eee8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]