事件概要:
12月15日は年内最後の年金支給日。各地でATMに行列ができ、支給を受け取った高齢者の様々な様子が報じられた。所得税の還付を受け、支給額が1万円前後増えたことを喜ぶ声がある一方で、深刻な物価高騰が家計を圧迫している。年金月額20万円の人が還付金の使い道を家族へのプレゼントと語る一方、月10万円の高齢者は、食料品の高騰で満足な食事もままならない状況。
特に野菜の価格高騰が目立ち、板橋区で年間6200円の畑を借り自給自足する高齢者もいる。おせち料理の購入を諦める人やリーズナブルな弁当を「ぜいたく」とする声も報じられ、日本の年金生活者が対峙している現実が浮き彫りとなった。

コメント:
現状、高齢者の生活は社会全体の矛盾を映し出している。特に、10万円という低年金が物価高の中で生活を維持するには不十分であり、基本的な生存すら脅かされる多くの声が示している。しかし、この問題は単なる所得の話ではない。社会全体として、高齢者を「支える側」とする仕組みがすでに機能不全に陥っているのが本質だ。
まず、年金額が最低限の生活費を下回っている制度の見直しが必要だ。次に、急激な物価高への対応として、食材や生活必需品に対する一時的な補助や減税政策を導入するべきだ。
さらに、地域での連帯を図り、小規模な農業支援やシェアエコノミーを通じてコミュニティ全体で支える動きも必要となる。
日本は「世界第3位の経済大国」と呼ばれながら、高齢者が年金で納豆と卵だけの食事を強いられる現状がある。この構造的矛盾が解消されない限り、社会の持続可能性そのものが揺らいでいると言っても過言ではない。豊かな社会の在り方を、本気で再設計すべき時が来ている。
ネットからのコメント
1、テレビ受けする為に、いかにも大変です、苦しいですを演出しているけど、この年代の方々はとても有利な年金世代のお得な人達ですよ今まで支払っていた掛金の何倍も貰えるのを若い人達と比べた事あるのかと聞きたいよ今の30代の人達なんかは支払った額以下しか支給されないと言われているのに…それにこう言っては何だが、入金額が少ないのは現役時に支払った額が少ないからであって自分で蒔いたタネだと思うのだが…
2、私も来年より年金をもらう年になりました。若い頃は勝手に給料から引かれるものと気にも留めず普通にサラリーマン生活を送ってきました。今となってつくづくちゃんと毎月支払ってきて良かったと思っています。
もちろん途中で独立して夢を追うことも素晴らしいとは思います。しかし国民年金だけでは老後の生活はままならないことを若い頃から(学生時代)ちゃんと教えることも大切だと考えます。数学、語学等々大切ではありますがお金の勉強も義務教育で学ばせるべきと考えます。
3、夫婦で28万もあり、何が生活できないのか意味が分からない。少なくとも、高度経済成長とバブルも経験しているのだから、お金を貯める時間は十分にあったのでは?635円の弁当を買うくらいなら、635円で自炊したほうが、もっといい食卓になると思いますがね。
4、年金支給額のアップは有り難いことかと思うが昨今の更なる物価高騰には追い付いていかない状況であろう。年金支給額や労働賃金の上昇に加えてどう考えても右肩上がりとなっている物価高騰に歯止めを掛ける必要がある。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/607c03c4c5a7e087e37af94ddeaf061e4a53944a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]