立憲民主党の野田佳彦代表は、政府が結婚後の旧姓使用を法制化する法案の提出を予定していることに「違和感を覚える」と発言しました。この法案は、結婚後の改姓による不便を解消することを目的としていますが、野田氏は、選択肢を広げる「選択的夫婦別姓」の制度に対しての議論が国会で進んでおり、結論も近いことから、政府が新たに旧姓使用を法制化することに異議を唱えています。

野田氏は選択的夫婦別姓制度こそが、より幅広い選択肢を提供し、個々の選択を尊重するものであると主張しています。

政府が旧姓使用の法制化を進めることは、一見、改姓後の不便を解消するように映るかもしれませんが、実際には選択的夫婦別姓制度の導入を先延ばしにするものとして批判されています。選択的夫婦別姓は、より柔軟で個人の選択を尊重する制度であり、結婚に伴う氏の悩みを根本から解決する可能性を秘めています。まず、選択の幅を狭めずに広げるという観点から、旧姓使用の法制化と並行して選択的夫婦別姓の法案を早急に成立させるべきです。次に、各家庭の個別事情に応じた選択を促進するための公的な相談窓口の設置は、制度をより身近で実用的なものに進化させるでしょう。そして、公平な情報提供を進め、国民が制度の主旨を理解し、賢明な選択ができるようにすることが重要です。

日本社会が、多様な選択肢を尊重し、個々の価値観を広げられる環境を整えることこそが、この時代に求められている改革なのです。

ネットからのコメント

1、旧姓使用を法制化して問題無く使用できるようになれば解決する話。海外でも夫婦別姓導入していても実際に別姓にしている家庭はほんのわずか。夫婦別姓導入するなら戸籍は未来永劫維持すると憲法に記載してもらわないと立憲共産あたりが万が一政権取ったら戸籍廃止とか言い出しかねない。

2、選択的夫婦別姓の件で、国会議員が金と時間を費やしてやるほどの問題でないと思います。今やるべき問題は山ほどあると思います。山ほどある問題に蓋をして、夫婦別姓の話を国会議員がやるべきなんでしょうか？夫婦別姓の話は夫婦間での問題であり、家族間の問題であり、政治的に口を挟む問題ではないと思います。

3、選択的夫婦別姓なんて一部の声の大きな連中が騒ぎ立てていただけ。さもそれが正解であるかのようにオールドメディアも世論を誘導していたが、国民の反応はイマイチだった。日ごろ国民の声を聞けと言っているその政治家が多くの国民の声を無視して強制的に選択的夫婦別姓制度を導入しょうと目論んだことこそ問題だ。

4、別に旧姓使用の法制度化が必ずしも、選択的夫婦別姓案の否定につながる可能性もないのに、なぜ反対するのかわからない。例えば、銀行口座を結婚したから名義変更しなければみたいのが必要なくなるだけでも助かるだろうし、男性側が苗字を変えるっていうのもやりやすい空気も生まれるだろう。現在、どうしても家族というアイデンティティは一つの戸籍姓であるという価値観を持っている人がいることも事実であり、現行制度がそうなっている以上、その価値観を捨てて、こっちの価値観を受け入れろというのも無理がある。であれば、どうせ長い時間をかけて姓のアイデンティティの価値観が変わらない限り、どうしようもないないのだから、とりあえず、旧姓利用の法整備で時間を繋ぎます。が少なくとも、利便性だけはどうにかしたいという中での折衷案だと思うが。100%目的を満たせなければ1%も改善しなくていいと思っている人ばかりではないと思うが。