事件概要:
日本維新の会の遠藤敬国対委員長が、企業・団体献金をめぐる国会での議論について「時間の無駄」と発言しました。15日の衆院政治改革特別委員会で、この議論が政治資金規正法改正案の審議より先行しており、維新が推す衆院議員定数削減法案の審議が進まないことに対する苛立ちを見せました。遠藤氏は規正法改正案の意義に疑問を呈し、迅速な決着を主張。
一方で、維新の藤田文武共同代表は規正法改正案の修正協議に前向きな姿勢を見せるものの、国民民主党との協議は進んでいないようです。企業・団体献金の受け手規制をめぐる法案は、国民民主と公明党によって提出され、与野党間で修正協議が行われているが、進展は見られません。

コメント:
国会で展開される企業・団体献金に関する議論は、多くの国民が政治の透明性を期待する中で、重要な意義を持っています。この議論を「時間の無駄」と片付けるのは、制度的な欠陥を無視する姿勢であり、非常に問題です。企業や団体からの献金は、政治家と特定の利害関係者間の不透明な取引を招く恐れがあります。まず、政治資金の流れを透明化することが不可欠です。議論を通じて、このような取引がどのように政治腐敗を招くのかを理解し、改善策を探ることが求められます。
具体的な解決策として、政治資金のオンラインでの詳細な公表、企業献金の完全禁止、政治家個人への寄付制限の強化を挙げられます。結局のところ、国民の信頼を取り戻すための一歩を怠ることは、民主主義そのものの価値を損なう行為といえます。迅速な決着を急ぐよりも、時間をかけてでも議論を深めることが、本来の政治家としての責務であるべきです。
ネットからのコメント
1、元々連立協議で最初に出していた条件、それも絶対と言っていた条件が消費税と政治資金規制強化、その問題の協議が時間の無駄ですか。この程度の認識しかない人が国対委員長ですか。であるならば、重要課題として後出しの定数削減はもっと時間の無駄ではないですか。
2、この発言は許しがたいです。維新は、政治資金の身内への還流だけでなく、キャバクラへの支出など政治家として、公金の扱いについて倫理的に問題がありすぎるなか、政治資金の議論について時間の無駄とは、よくそんなことが言えたもんだよ。きちんとこれらの不祥事にまずは自分たちの身を切ってから、このような発言をされてはいかがですか?
3、自分たちの手柄が出ないとなるやこの言いよう。献金規制についてはは維新内でも序列が高かったものを、自民と手を組むにあたり放棄したという背景がある。それを言うに事欠いて「時間の無駄」とは… 言い方を考えろと思います。そしてこの状況、維新が与党という立場を投げ捨てて献金規制に賛同すればどっちも通るんですよね。もしこれで連立解消、議員削減が立ち消えとなったら白く見られるのは自民の責任ですし思いきって動いてみては?身を呈して献金規制通すなら、維新の株はなんだかんだ上がると思いますよ。ほらほら、普段口酸っぱく言ってる「身の切りどころ」ですよ。
4、維新の化けの皮が剥がされてきた感じがする。自分達はキャバクラだスナックだと庶民が物価高に苦しんでいる時に不適切なカネの使い方をしておいて、企業団体献金の議論を避けるとは言語道断。そもそも、企業団体献金に一番厳しかったのは他の野党より維新だった。全面禁止を訴えていたではないか。 それが、自民が飲めないからだろうと、急に定数削減を言い出した。定数削減自体は悪いことではないが、選挙制度自体を含めて、他党から案も出てきている。
とにかくこの国会ですぐに審議して採決しろというのは、いくらなんでも乱暴過ぎる。維新以外賛成している党は自民も含めてない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/730b8416046f1035b032d9768ab46d82aa31794d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]