地方都市での子ども会廃止の背景には、保護者の非協力的な態度が影響している。地域の人口減少や少子化が進む一方で、あるパート従業員のSさんが6年間会長を務め、毎年同じ役員で運営していたが、協力者が少なく運営が困難を極めた。Sさんの母の急病を契機に子ども会の廃止を決断するも、役員拒否を続ける保護者が反対する様子に腹を立て、「今年からサンタさんは来ません」と宣告。

結局、役員会議で廃止が決定された。

地域の行事が苦境に立たされた原因は明白だ。個々の地域コミュニティの崩壊と、全体としての協調性の欠如が著しく見て取れる。保護者が協力を拒むことで、一部の人に過度な負担がかかり続ければ、その活動は当然持続不可能になる。この状況を改善するためには、まず保護者に地域活動が子供たちに与える価値を理解してもらう必要がある。地域イベントの重要性を啓蒙し、参加へのインセンティブを提供する仕組みを導入する。それに加えて、管理の負担を軽減するための外部支援や専門家の助力を活用するべきだ。また、コミュニケーションの徹底も大切である。地域が機能するためには、個々の負担とその果実を合理的に分配し、全員の協力体制を整える必要がある。協力こそ地域の活性化に繋がり、価値ある行事や豊かな地域社会の実現に欠かせない。

価値観の対比を痛感しながら、いかに地域としてのコミットメントを果たすかが問われている。

ネットからのコメント

1、私もPTAの役員などをやった事がありますが、好きでやっていると思っている人が一定数いるんですよね。子どもたちは純粋に喜んで楽しんでくれるしそういうのを見るとやってよかったと思うことも多いですがやはり面倒な事も多いし、自分や家族の時間がかなり削られます。誰かの苦労を想像できない親もいるんですよね。

2、さほど都会とは言えない規模の県庁所在地民ですが、90年代だった子供時代は子供会に所属していました。同世代の子ども同士だけでなく、とにかく親同士が仲良く、キャンプ、クリスマス会だけでなく毎月なにかしらのイベントを組んでくれていました。キャンプファイヤーやお化け屋敷も親同士が発案し、組み立ては上級生を中心とした子どもたちも混ぜて行うといった感じ。毎回イベントが楽しみで仕方なかった。自分の両親を含む当時の親たちは年配になった今でも交流があり、定期的に集まっていますしそのたびに「あの時はよくあれだけやったけどとにかく若かったし楽しかった」と話しています。

残念ながら少子化で子供会は来年終わってしまいますがとても楽しかった子ども時代の思い出ですしとにかく親たちの行動力と楽しむ気持ちがすごかったんだなと感じました。

3、行事は楽しみたいけど、役員はできないとか、協力を期待できない人達が多いならなもうそれは人間関係が破綻してる。やらなくてよいと思う。廃止の決断はくやしだろうけど正解。子供がかいそうってなら協力しなさいよって思う。協力しあえる大人たちがたくさんいる地域は継続させたらいいと思う。私はとあるボランティア活動をしていますが、行事にたいしての協調性は抜群です。足りないところを声掛けして修正し進んでいます。声掛け・協調性大事だなと改めて思いました。

4、私も、1年という話で子供会の役員をやったのに、次の人がまったく決まらず、もう1年やってくれないか、と言われ、もう子供も参加したがらない年齢だったので、それなら辞めると言いました。そうしたら、人がいないと予算が降りない、役員やらなくていいからと懇願されて名前だけ残ることに。もう、近所付き合い費と割り切り、会費だけ払って参加はしませんでした。

結果、１年後に子供が少なすぎたと解散になりました。もう、少子高齢化で、お互いの見守りのための老人会は残せても、子供会は残せないですよ。