10月16日、参院本会議で国家公務員一般職の月給とボーナスを引き上げる改正給与法が可決された。2025年度より月給は平均3.62%、額としては1万5014円増加し、ボーナスは年4.65カ月に拡大される。これは8月の人事院勧告通りの内容である。月給とボーナスの引き上げはこれで4年連続となり、国家公務員の平均年間給与は26万3000円増加し714万3000円となる。

改定された給与法の成立は、毎年昇給が続く国家公務員への経済的恩恵を強調している。この状況には独特の矛盾を感じざるを得ない。公務員の待遇改善が続く一方で、一般市民の給与は必ずしも同じペースで増加していないという事実がある。これは制度の欠陥を露呈しており、公務員と民間企業労働者の間の格差を助長していることが明白だ。これに対抗する解決策として、第一に、公務員の給与増額に伴う財源の透明化が必要だ。第二に、民間セクターへの給与改善策の推進を政府が積極的に行うべきだ。最後に、公共支出と経済成長の均衡を図る政策設計が不可欠である。この状況を放置することは、社会全体の公平性に対する挑戦であり、真の変革が必要である。
ネットからのコメント
1、財政が厳しいのも、中小企業や非正規の人が苦しいのも事実だと思います。
しかし、公務員の給料を下げたところで民間の給料が上がるわけではありません。公務員は原則副業禁止とされ、専門性の高い人ほど民間に行けば収入は大きく変わります。そこで給与まで抑えれば、人が集まらなくなるのは自然だと思います。経験の浅い人や疲弊した人だけが残ると、行政の質が下がり、ミスや非効率が増えて、むしろ税金の無駄遣いになるのではと考えます。無条件で賃上げすればいいとは思いません。しかし、「公務員だから上げるな」という感情的な反対が、日本全体の賃金が上がらない空気を作ってきたとも思えます。
2、羨ましければ国公務員になるか、同額かそれ以上の賃金がもらえる職に転職すれば良い。羨ましくないのならわざわざ文句を言う必要などない。他人の財布を妬むより自分の財布を膨らませるために行動を。今さら国家公務員など無理という32歳以下には、自衛隊という比較的なりやすい国家公務員もある。
3、同じ学校を卒業して、民間企業であれば30歳前後で年収1,000万円を目指せる道をあえて選ばず、公務員として社会貢献を重視されるのは本当に立派なことだと思います。
『公務員は楽だ』とおっしゃる方もいらっしゃいますが、そのようなご意見は、実際の責任や業務内容をご存じないからこそ出てくるものではないでしょうか。むしろ、批判される方ほど、その使命感を得られなかったことへのお気持ちがあるのかもしれませんね
4、国家公務員ですがボーナスは民間企業の平均値ですよ。それに合わせて上下します。そして国家公務員なんて勉強して筆記試験さえ通れば、二次試験以降の面接なんて民間企業のそれと比べてめちゃくちゃハードル低いですよ。そんな難しいものでもないです。国家公務員の給与がもらえれば満足する人は国家公務員になればよかったのではないですか?自分のやりたい仕事してる人、今の仕事に満足してる人は国家公務員よりも給与低くても文句なんて言わないはずですよね。給与がなによりも大事な人は少なくとも仕事内容に拘らずに国家公務員の給与以上(民間企業の平均値以上)の給与がもらえるところで働いているはずですよね。国家公務員にすらなれる能力のない人が妬みで言ってるようにしか見えませんね。しかも大してなるのが難しいわけじゃないのに。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d24720bc0eb5b24e4809e19eac91b7eb2f44ff75,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]