2020年、茨城県古河市の介護老人保健施設で、入所者の鈴木喜作さん(当時84歳)と吉田節次さん(当時76歳)が点滴への空気注入で殺害されたとして、元職員の赤間恵美被告(40)が2件の殺人罪などに問われた。7日、水戸地裁は鈴木さんの殺人について無罪とし、吉田さんの殺人と窃盗(約5200円相当)を踏まえ懲役20年を言い渡した。

介護施設という本来最も安心できる場所で、命を預かる立場の人間が疑われる事件が起きたこと自体、社会に大きな衝撃を与えた。一方で、2件の殺人として起訴された事件の一部が無罪となった事実は、捜査や証拠の積み上げに課題があったことを示している。高齢者施設では異変の発見や記録、医療判断が閉ざされた環境で行われやすく、後から真相を検証する難しさがある。再発防止には、①点滴管理や投薬手順の複数人確認、②異常死亡時の迅速な第三者調査、③介護現場の監視体制と職員教育の強化が不可欠だ。
弱い立場の高齢者を守る仕組みが不十分な社会であってはならない。命の尊厳より組織の都合や曖昧な管理が優先されるなら、同じ悲劇は繰り返される。守るべきは施設の評判ではなく、そこで暮らす人の命である。
ネットからのコメント
1、まあ立証できなかったのなら仕方ない。大衆は怒るだろうが、司法がかろうじて機能している証拠でもある。でも判例主義や量刑相場もそうだが、法を巡る国民情緒とのコミュニケーションはSNS時代に難しくなってきましたね。裁判所も判決文をより分かりやすくしたり、検察庁も「諸般の事情で不起訴にした」などという紋切り型の発表を避けるなどして、もう少し国民を味方につける努力が必要だと思う。
2、無罪と犯行を行なってない事はイコールではないが、老人ホームは閉鎖的な環境なうえ認知症の入居者ばかりだから、全室防犯カメラでもないと客観的な立証は難しい。入居者のプライバシーの問題もあるが、職員の加害事件を防止するに為には防犯カメラの設置を義務付ける事も必要でしょう。
3、検察が最近は証拠集めに苦慮しているのかね。
その結果判決が控えめで、一般人には軽く感じるみたいな流れな気がする。ある意味ちゃんとした立証が求められていて、昔よりも健全化しているのかも?、
4、やっているだろうけれど、有罪にできる証拠の立証が不充分で、疑わしきは罰せずで無罪なのでしょうか。近年は、被告側の主張を認める傾向があり、日本は犯罪者に優しい国として、来日した外国人が好き勝手することに拍車をかけているように感じられてなりません。弁護士さんがやっていないと弁論するのは、依頼されたから仕方がないことですが、本当にそう思っていなくてもおカネのために弁護されることもあり、弁護士の真実義務と誠実義務は門外漢には理解し難いです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/14518ef7f57d2fe209d1c37d7b8574862750013a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]